1. 【北海道・札幌市中央区/北海道神宮】
まもなく紅葉も見頃!あこがれの名社で七五三
2. 【青森・八戸市/櫛引八幡宮】
境内で河童探しも楽しもう!
3. 【山形・南陽市/熊野大社】
願いが叶う!?3羽のウサギ探しも
4. 【宮城・仙台市青葉区/仙台東照宮】
1組ずつのご祈祷で安心の七五三
5. 【宮城・仙台市泉区/賀茂神社】
県指定天然記念物のイロハモミジがまもなく見頃!
北海道という日本最大の面積を持つ都道府県で、七五三におすすめの神社は北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)です。
北海道にお住まいの方にとっては、あまりにも有名。北海道の一宮であり、七五三でも人気の神社です。
北海道神宮が鎮まるのは、高級住宅街円山エリア。都心からのアクセスが良いにも関わらず自然が豊富で、七五三後の食事スポットにも事欠きません。
約18万平方メートルの境内は道内最大で、豊かな鎮守の森に囲まれた参道は、写真スポットとしてもおすすめ。運が良ければエゾリスやキタキツネなどの愛らしい動物たちに出会えるかもしれません。
さらに進んだ先にある現在の拝殿は、昭和53年(1978年)に造営され、昭和63年(1988年)に改修を終えたもの。大きく荘厳な趣があり、こちらも子どもを入れての記念撮影におすすめ。子どもと全景を入れるには、社殿のかなり手前で撮影するのがよいでしょう。
北海道神宮の七五三は、予約不要。七五三シーズンは混雑するのでなるべく朝早めか午後遅めに訪れるのがよいでしょう。待合室には、授乳室やおむつ替え台もあり、赤ちゃん連れでも快適に過ごせます。
七五三の参拝後は六花亭の北海道神宮店だけで手に入る判官さまをいただいて親子でスイーツタイムも可能です。
ちなみに、公式サイトには「ほっかいどじんぐうキッズ」というページがあります。漫画でわかりやすく北海道神宮が解説されているので、七五三前に親子で読んでみてはいかがでしょうか?
七五三詣へ行くなら、その神社の由緒や昔話にも目を向けてみるのもいいかもしれません。子どもが喜びそうな昔話が伝わっているのが青森県八戸市にある櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)です。
JR八戸駅から車で10分という立地ながら、国道から一本入った静かな住宅街の中に広々とした境内を有しています。鎌倉時代以来、南部一宮とされる由緒のあるお社なので、七五三詣にもぴったり。本殿、正門をはじめ5つの建造物が国の重要文化財に指定されているので趣のあるフォトジェニックな記念撮影ができます。七五三の予約は不要で、今年は混雑回避のために9月から受け付けているので早めに参拝するのもおすすめです。
件の河童の昔話は、日光東照宮の眠り猫の作者としても知られる宮彫りの名人、左甚五郎が櫛引八幡宮のお堂を建てるときのお話。江戸からやってきた左甚五郎は、柱の長さを図り間違えたのでいらない部分を川へ捨てようとしたところ、その柱が「立派なお宮の柱に使われるというので喜んで運ばれてきたのに、自分が図り間違えたからといって川へ投げ込まなくてもよいのではないか」と口を聞いたといいます。左甚五郎は「なにを言うか、ケツでも食え」といって川へ投げ捨てたところ、その柱はそのまま川の河童になったと伝わっています。
櫛引八幡宮にの本殿の脇障子には河童の彫刻があったり、ほかにも境内には河童が見られる場所があったりするので親子で探してみてください。
東北のお伊勢さんとして知られる熊野大社(くまのたいしゃ)。
数百年のあいだに営みを続けてきた熊野の森や茅葺屋根の社殿が佇む境内は、思わず深呼吸したくなるような清々しい空気が漂っています。
境内には30柱もの神さまが鎮まり、その中心である本殿には熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ・伊弉冉尊)・熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ・伊弉諾尊) が祀られています。あらゆる命を生み出し育む神さまとされている2柱に、七五三で子どもの健やかな成長を願いましょう。
こちらの七五三詣は公式サイトなどからの予約制。当日の待ち時間を短縮できるので、七五三のご祈祷が終わったあとも写真撮影や境内散策をする余裕がありそうです。そんなときにおすすめなのが本殿の裏でのウサギ探し。本殿裏の彫刻に隠し彫りされており、いつからから三羽のウサギを見つけた人が次々と成功を収めたり、願い事が成就したりすることから「三羽すべて見つけると願いが叶う」と伝えられています。
仙台市街地にある仙台東照宮(せんだいとうしょうぐう)は、仙台駅からJR仙山線で東照宮駅下車すぐという公共交通機関でもアクセスのよい場所にある神社です。
伊達政宗公の世継ぎである2代藩主伊達忠宗公によって承応3年(1654年)に創建されました。
5年の歳月と80万人の人手、2万両という大事業により造営された社殿は、本殿、唐門、随身門(いずれも国の重要文化財)、別当寺仙岳院など15棟以上。江戸時代初期の1両はおよそ10万円といわれているので、2万両は現在の貨幣価値では約20億円!伊達家の威信をかけて作られた社殿群であることがうかがえます。
仙台東照宮の七五三は、コロナ禍でも安心してご祈祷が受けられるようにと1組限定の予約制。平日は1日1組、土日祝日は1日2組のため、安心して七五三詣にでかけられそうです。声をかければ神社の方に写真も撮っていただけるそうなので、家族そろっての記念撮影をお願いしてみてはいかがでしょうか?
最後にご紹介するのは、仙台のベッドタウン泉区に位置する賀茂神社(かもじんじゃ)です。
伊達藩からの崇敬も篤かったこちらの神社は、元禄年間に鹽竈神社(しおがまじんじゃ)にあった只州宮が遷座されて造営されたもの。占いによりこの地に決められたそうなので境内からも良いパワーをいただけそうです。
右宮に下賀茂神社(玉依姫命)、左宮に上賀茂神社(別雷命)を祀り、下賀茂神社と上賀茂神社の両社をお参りすることができます。玉依姫命は、神武天皇(初代天皇)の母神として知られる神さまです。聖母であることから安産・子授け・子育て守護のご利益が知られているので、七五三詣の際は特に右宮への参拝をお忘れなく。
こちらの神社の七五三詣のお楽しみは、大鳥居の脇にある2本のイロハモミジ。樹齢200年を超えるとされ、県の天然記念物に指定されています。紅葉の見頃は11月と七五三詣でにもぴったり。
七五三は、9月末から七五三の予約が入ってきているとのことでしたので、日取りの良い11月の土日は早めに連絡をしたほうが良さそうです。