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パワースポットも目白押し! 全国“一宮”めぐりへー西日本編ー
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水上に建つ朱色の鳥居がシンボルの厳島神社。
平安の世の雅な世界観を体験 〜 厳島神社
海に浮かぶように建つ朱塗りの社殿。雅やかな平安建築の粋を集めた厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、安芸国(あきのくに)の一宮。 厳島神社の建つ宮島のほとんどが世界遺産に指定され、本殿、拝殿、回廊、高舞台、平舞台などが国宝、大鳥居や能舞台、長橋、反橋などが重要文化財と、どこをとっても貴重で見る価値のあるものばかり。この神社建築の多くは、平安時代末期に平清盛が造営したもの。平清盛と言えば『平家物語』の中心人物。厳島神社の造営は、「平家であらずばんば人にあらず」といわしめ清盛が栄花を誇った1168年頃にスタートしたそうです。 華やかで繊細な社殿群は、どこか女性の心を惹きつけてやまない魅力を持っています。それは、本殿に祭られているのが女性の神さまである市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神だからでしょうか。日に2回、結婚式も行っているので運が良ければ、朱塗りの回廊を歩く花嫁さんを見ることができるかもしれませんね。
また夜のライトアップも幻想的でとても綺麗ですよ。広島に泊まる際には世界遺産の厳島神社で、雅な世界をぜひ体験してみて下さい。
縁結びの神さまとして知られる出雲大社。
運命の糸を結んでくれる!? 神話の国の社 〜 出雲大社
日本全国の八百万の神々が出雲に集まり、神さまがいなくなってしまうため旧暦の10月は「神無月」と言いますが、出雲では逆に神さまが集まってくるので「神在月」と言います。この神さまの集まりを主催しているのが、出雲国の一宮出雲大社(いずもおおやしろ)のご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。 東日本編でも紹介した日本神話の「国譲り」で、天照大神(あまてらすおおみかみ)たちに国を譲るにあたり大国主大神が出した条件が、神さまが住む天界・高天原の宮殿のような“巨大な社”=出雲大社だったと伝えられています。 神話を裏付けるように2000年には、本殿を支えていたと推定される長大な三本柱が出土。現在の本殿の高さ24mも破格ですが、倍にあたる48mもの神殿が建っていたことが証明されました。さらに、より古い時代には本殿の高さ96m(!)という記述も残されており、まさに天界に届きそうな神の社そのもの。神話が今に息づくスポットだけに八百万の神が集まるのも、物語のなかだけではないかもしれません。 その10月の神さま会合のテーマは「縁結び」。出雲大社が縁結びスポットとして名高いのは、大国主大神が縁結びのパワーを持っているから。恋愛だけでなく幅広い縁にご利益があると言われているので、赤い糸から仕事のご縁まで良縁を願ってみてはいかがでしょう。
古代京都のパワーをいただく 〜上賀茂神社・下鴨神社
山城国(やましろのくに)は、現在の京都府の南部にあたるエリア。山城国の一宮は上賀茂神社(かみがもじんじゃ※賀茂別雷神社)と下鴨神社(しもがもじんじゃ※賀茂御祖神社)の二社で、両社あわせて賀茂神社とも呼ばれています。ともに平安遷都前から創建の京都最古社の一つで、遷都後は、都を守る社として朝廷から崇敬を受けてきました。 その価値は世界にも認められ両社の全域が世界遺産として認められています。 風水学的にも重要なポイントとされ、古来よりパワースポットとして崇められてきただけあり、境内は神聖な雰囲気が満ちています。上賀茂神社の敷地は23万坪、下鴨神社は、12万4千平方メートルもの原生林「糺の森(ただすのもり)」を有しているので、両社を見て回るには半日以上は欲しいところ。心が落ち着くまでゆっくりと参拝すれば、日頃の穢れが祓われ清浄な気持ちになれそうです。
どこ行く?西日本の一宮
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博多三大祭 「放生会」が有名 |
福岡・福岡市 |
筥崎宮 (はこざきぐう) |
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全国約2000社ある 住吉神社の最古社 |
福岡・福岡市 |
住吉神社 (すみよしじんじゃ) |
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全国一宮リスト
参考文献:『別冊歴史読本 日本神社名鑑 諸国一宮』(人物往来社刊)
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