神戸っ子たちに「長田さん」と親しまれている長田神社(ながたじんじゃ)は、神戸有数の神社の一社。
『日本書紀』による創建は、神功皇后摂政元年(201年)。
神功皇后(じんぐうこうごう)が、新羅より戻られたときにお告げを受けて、長田の地に鎮座されたと伝えられています。
創建時から長い時を経て、いまの長田神社周辺は、大阪市営地下鉄長田駅から延びるレトロな雰囲気の商店街と住宅街に囲まれています。
この長田神社のすぐ横にあり、参拝のお供として愛されているのが「加島の玉子焼」です。
玉子焼とは、祭りの屋台でよく見かけるベビーカステラのこと。
「加島の玉子焼」も、元々は神戸周辺のさまざまな寺社の祭りで屋台を出店してきました。親子三代にわたって売り続けられてきた「加島の玉子焼」は、神戸っ子たちにも知名度バツグン。
2013年の6月に満を持してオープンした店舗では、祭りのときのあの味をというお客さんが絶えず、平日も行列になるほどの人気です。
材料は、砂糖・卵・小麦粉といたってシンプル。
買ってすぐに頬張れば、ふんわり素朴な味わいがお口に広がります。
最近は、少しだけ生焼けにした「半熟」も人気だそう。オーダーしてから焼き上がるのを待たなければなりませんが、気になる人はぜひお試しを。