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2014.10
出雲大社門前町で出雲そば

神門通りには、そぞろ歩きが楽しいお店がいっぱい。

縁結び祈願の後は、名物を堪能


この地の要として古代から続く信仰を伝えているのが出雲大社(いづもおおやしろ)です。
日本最古の歴史書『古事記』にも記述があるほどの古社であり、縁結びの社として全国の女子のあこがれの神社になっています。
参拝のお楽しみのひとつになっているのが、出雲大社の門前町、神門通りの散策。昨年は60年ぶりの遷宮だったこともあり、新しいお店が続々とオープンし新名物がたくさん誕生しています。
新旧の名物グルメがしのぎを削る中、ダントツの存在感を放っているのが元祖名物ともいえる出雲そばです。


いろいろな薬味とつゆがセットになった割子そば。最後はそば湯で、そばの風味を味わいつくしましょう。

食べ方もイロイロ
そろってます


長野の戸隠そば、岩手のわんこそばと並び三大そばとも称されている出雲そば。
そばの実の皮ごと挽くため、そばの香りが高くコシが強いのが特徴です。出雲産のそば粉を使うこだわりの店もあり、地元の人にも愛される名物となっています。
三段の丸い漆器に持って出す割子そばや、ゆで汁につけたそばを自分でつゆや薬味で味付けして食べる釜揚げそばなど、独特の食べ方があるのも楽しいところ。
出雲そばは、出雲藩・松平家初代藩主松平直正が持ち込んだのが始まりとされています。
神在月にはそばの屋台が並び、参拝に訪れた人はそばを食べて体を暖めていました。
昔の人にならい、神門通りや二の鳥居を横切る神迎の道に点在する店で、名物を楽しんでみてください。