冬はおでかけオフシーズン。でかけても寒くて楽しめないし景色もイマイチ…。なんて思っていませんか?そんな思いを覆してくれるのが静岡県伊豆半島にある爪木崎。冬でも温暖な南伊豆にある上、12月末から1月下旬まで見頃を迎えるスイセンの群生地です。
灯台のあるなだらかな丘の斜面に約300万本ものスイセンが咲く様子は、一度は見ていただきたいほどの絶景。潮風の中に甘い香りも楽しめる名所として冬のおでかけ先にとても人気があります。
晴れていれば、ハイキングコースを散策するのもおすすめ。スイセンに囲まれた遊歩道から透明度の高い海の大パノラマが広がります。最盛期にあたる1月末までは「水仙まつり」も開催され、さまざまなイベントを楽しむことができます。
爪木崎のスイセンとセットで訪れていただきたいのが、伊豆下田のもう一つの絶景、白浜神社(しらはまじんじゃ※正式名称は伊古奈比当ス神社)。爪木崎から車で15分、8kmほどの場所に位置しています。
鎮座地の白浜海岸は、真っ白な砂浜が魅力の海水浴場として知られています。環境省の調査でも最高ランクのAAを獲得するほどの水質は、プランクトンが少なくなる冬により一層透明度が高くなり、ため息が出るほどの美しさ。
海岸の南側に立つ白浜神社は、伊豆最古の社として2400年の歴史を持つ古社。主祭神が縁結び・子育ての神さま伊古奈比当ス(いこなひめのみこと)であることから、女性の参拝客が多く訪れています。
参道を抜け拝殿で参拝したら、白浜海岸の巨岩・大明神岩に立つ赤い鳥居に行ってみましょう。透き通る海と青い空、赤い鳥居はフォトジェニックでまさに絶景。この鳥居は、沖にある10の島々にいる神々を遥拝するためのもの。島には白浜神社の御祭神の一柱である三島大明神の后神、御子神がいらっしゃるそうです。大明神岩の上からは天気が良ければ伊豆七島を望むこともできるので、ぜひ参拝してみてください。