「神の棲む島」と呼ばれる日本屈指のパワースポット竹生島。琵琶湖沖に浮かぶ島は巨大な一枚の花崗岩でできており、その上に竹生島宝厳寺(ちくぶじまほうごんじ)と日本三大弁財天竹生島神社(都久夫須麻神社・ちくぶじまじんじゃ)が鎮座しています。
島内は、このふたつの社寺と土産店があるのみ。琵琶湖にある3箇所の船着き場から出る船でアクセスし、一本道をぐるっと巡って参拝することになります。
島内には国宝の宝厳寺唐門や竹生島神社本殿、重要文化財の宝厳寺船廊下など見どころがいっぱい。さらに、竹生島神社の拝殿の向かいにある竜神拝所では、「かわらけ投げ」という願掛けもできて、帰りの船の時間はあっという間に過ぎてしまいます。
竹生島宝厳寺から竹生島神社へ向かい一方通行の階段を下って行くと元の船着き場に到着します。島内は、階段もあり、1時間程度歩きっぱなしになるため、船が出るまでひと休みしたいところ。
そんな参拝客を迎えてくれるのが2軒の土産店です。ちょっと小腹が減ったときにもおすすめなのが野坂みやげ店の滋賀おでん。
今回は、赤こんにゃくと丁字麩の2種類を購入してみました。レバーのようなこんにゃくは、近江八幡の名物で三二酸化鉄という鉄分で赤く染められています。こんにゃく独特の臭みがなく、ぷりっぷり! 丁字麩もまた、滋賀のご当地食材でもちもちとした麩におでんの出汁がしっかり染み込んでいて、たまらない美味しさです。地元で採れるユズを使った自家製柚子味噌と辛子も効かせると、味が引き締まり、島内巡りの疲れをやさしく癒やしてくれました。