盛岡駅周辺でちょっと時間があいたときは、お散歩がてら神社と名物グルメを楽しみませんか?
おすすめの神社は、盛岡の中心地、盛岡城跡公園の入り口に鎮まる櫻山神社(さくらやまじんじゃ)。盛岡駅からはタクシーで10分、歩いても20分ほどの場所に位置しています。あとでわんこそばをいただくなら、おなかを空かせるためにも散歩がてら歩いて行きましょう。
御祭神は、盛岡藩初代藩主を始めとする南部家四柱。郷土の守り神、五穀豊穣の神さまとして城下の人々を始め広く崇敬を集めてきました。
こちらの神社でパワースポットとして注目を集めているのが拝殿の右側にある烏帽子岩。江戸前期の築城の際に、邪魔な石を取り除こうと掘り出していったところ、高さ6.6m、周囲約20mもの巨大な石が現れました。氏神さまの神域にあったため、この大石の出現が吉兆とされ「守り岩」と呼ばれるようになったそうです。
拝殿前にある浄き石を烏帽子岩に奉納すると様々なご利益があるとされています。
「はい、ドンドン♪」「はい、まだまだ♪」「はい、よいしょ♪」。
女性の給仕さんの優しい声とは裏腹に、容赦なく次々と盛られる一口サイズのそばが名物の「わんこそば」。客人をもてなすのにそばを振る舞う風習がルーツとされています。
給仕さんにはテンポよくそばを盛り付ける技術が必要とされるため、店舗数は限られていますが盛岡城跡公園付近には東屋本店や別館、直利庵、盛岡駅ビル内のやぶ屋フェザン店など多数のわんこそばの店があります。
基本は食べ放題で3000円前後。東屋では500杯以上の記録がある猛者もいたとか。現在はコロナ対策のため、盛り付けの声を小さくし、お客さんと距離を取るなどの対策が設けられて安全に配慮したスタイルで提供されています。
ちなみに、盛岡は明治〜昭和の建築物が残るレトロタウンとしても知られています。城跡公園の東側には岩手銀行赤レンガ館やもりおか啄木・賢治青春館があるので腹ごなしに立ち寄ってみるのもおすすめです。