長野県の真ん中あたりに位置する、松本市。そのシンボルといえば、国宝の城・松本城です。松本城のそばには、おみやげもの屋さんやカフェが連なる石畳の商店街「縄手通り」や、白壁の蔵が立ち並びおしゃれな雑貨店やレストランもある「中町通り」など、お散歩にぴったりのレトロかわいい街並みが広がっています。
「縄手通り」の入口そばにあるのが四柱神社(よはしらじんじゃ)。松本城からも徒歩約5分の場所にある、観光客にも人気の神社です。御祭神は、造化の三神と天照大神(あまてらすおおみかみ)の4柱。造化の三神とは、天と地ができたとき、高天原(たかまのはら)に最初にあらわれた「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」、「高皇産霊神(たかむすびのかみ)」、「神皇産霊神(かみむすびのかみ)」のことです。
四柱神社は、すべての願いが叶う「願いごとむすびの神」として信仰されていますが、特に縁結びの御利益で人気です。社務所前には「縁結びの松」が。地上は2つの幹が伸びていますが、根の部分は繋がっているという珍しい松の木です。
四柱神社のとなりにあるのが、丁寧なカウンセリングで人気の老舗化粧品専門店、TADACHIYA。2020年7月には併設のカフェ「THE GATE」がオープンしました。こちらの自慢は、長野県産の米粉で作った、揚げたてチュロス。生地から味付けまですべてオリジナルで、注文を受けてから一本一本揚げています。表面サクサク、中はモチモチ。米粉だからかしつこさがなく1本ぺろりと食べられてしまう絶品です。ソフトクリームと組み合わせたサンデーも人気で、名物は「松本城サンデー」。ミルクとブラックココアのツインソフトクリームで「白と黒のコントラスト」を再現しています。サクサクモチモチのチュロスとひんやり甘いソフトクリームのハーモニーが楽しめます。店の前の広場には、ベンチもあり、座って食べながらひと休みすることも。松本観光と参拝の合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。