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2020.01
寒さに負けず鮮やかに!
ロウバイ咲く神社を訪ねて

お花見しながら風邪予防?
一挙両得ならぬ一挙三得なロウバイ鑑賞


春まだ遠い12月から2月ごろに目を楽しませてくれるのがロウバイの花。
ロウバイは漢字で「蝋梅」と書きます。名前の由来は諸説ありますが、花びらの質感が蝋細工のようで、梅に似た爽やかな甘い香りを放つことから名付けられたという説が広く知られています。
この香り、ただ香しいだけではありません。花蕾にふくまれるシネオールは、アロマテラピーで使われる精油の成分でもあり、風邪やウイルス感染予防によいとされているのだとか。
香りも花の美しさも楽しみながら感染予防もできるとは、冬のお花見にぴったり。ロウバイ園を訪れたときには、その香りを胸いっぱいに楽しんでください。



晴れれば絶景!山頂のロウバイ園


よく晴れた冬の日におすすめのロウバイ鑑賞スポットは、埼玉県秩父市の宝登山神社(ほどさんじんじゃ)の奥宮のすぐそばにある宝登山ロウバイ園
標高497mの宝登山山頂一体の広大な敷地に約3000本のロウバイが植えられ、12月下旬から2月下旬に青空に映えるイエローの花が咲き誇ります。
このスポットの素晴らしい点は、秩父の街並みや山並みと可憐なロウバイの花がセットで見られること。夏の山では霞がかかって山頂でも遠くの景色が見えないことがありますが、冬は霞がかかりづらいため、晴天時には絶景が高確率で見られるのです。
2月ごろには、ロウバイ、福寿草、梅とさまざまな花が咲き、さらに華やかに。気温は低くても、ひと足早い春を感じさせてくれます。
山頂へは、麓の宝登山神社のそばから出るロープウェイで気軽にアクセスが可能。ロウバイ園付近は除雪されていますが、積雪状況によっては長靴やトレッキングシューズで遊びに行くのがおすすめです。