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2019.01
春はすぐそこ
梅の花見と神社さんぽ

古来一年のはじまりを告げてきた春の花



一年がはじまり、凍えるような寒さが続く日々から初めて春の息吹を感じさせてくれるのが梅の開花。愛らしい小花とふくいくとした香りは、灰色の冬の日々に華やかな明かりを灯してくれるようです。
梅が咲く頃にやってくるのが、立春です。立春は、冬至と春分のあいだの2月4日ごろにあたります。旧暦では1年のはじまりは立春と考えられていたため、季節の節目の日は立春が起点となって存在しています。たとえば、節分は立春の前日、八十八夜は立春から数えて88夜目など。昔の人は、梅の花を見たら一年のはじまりを感じ、気分を新たにしたのでしょう。


一面の梅の花で気分は春一色に



筑波山は筑波山神社(つくばさんじんじゃ)御神体の山。その裾野につくば市営の梅園が広がっています。園内には、1000本もの梅の木があり、白梅・紅梅・緑か゛く梅なと゛彩り豊かな花々が咲き誇ります。筑波石の巨岩と、梅の花、眼下に広がる眺望がすばらしく野趣豊かなお花見が楽しめます。
2月中旬からは筑波山梅まつりが開催され、梅茶のサービスや筑波山神社で祈祷した梅の枝「福来梅の枝」の授与、地酒フェスなどさまざまなイベントがおこなわれます。圧巻は梅園の上を滑空する100mのジップスライド。フォレストアドベンチャー・つくばで体験することができます。期間中は、無料周遊ワゴンで筑波山神社へ行くことも。爽快な春を感じに参拝とセットででかけてみてください。