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2017.12
珍しい祭から生まれた名物
香取神宮とお団子

団碁祭は、毎年12月7日の夜におこなわれています。闇の中の神事は幻想的。

神事終了後は、団子は参拝者に配られます。この団子を食べると1年間風邪を引かないと伝えられています。

団子を供える団碁祭は
女神さまのためのお祭


千葉県香取市に位置する香取神宮(かとりじんぐう)は、関東を中心に約400社ある香取神社の総本社。国家鎮護の神さまとして古来、皇室からも崇敬が篤い由緒ある神社です。
この神社の参道の名物は「お団子」。毎年12月7日に香取神宮でおこなわれる「団碁祭(だんきさい)」というお祭にちなんでつくられました。
団基祭は、別名“八石八斗団子祭”。
その年に収穫された新穀で団子をつくり、奉納する五穀成熟感謝のお祭です。
香取神宮には年間100近くの祭事がありますが、御神酒をお供えしない神事はこの団基祭のみ。団子を供えるのは比売神(ひめがみ、女性の神さま)のためのお祭だからという説もあります。毎年11月30日におこなわれる新穀感謝の神事、大饗祭の接待にあたった比売神さまを慰労するために、御神酒ではなく団子を供えるようになったのだとか。


参道で最も古くから営業している亀甲堂。「厄落とし団子」の名前で、草団子や焼き団子(みたらし)を販売しています。

参道沿いの梅乃家本店もタレにこだわりあり!熱々をからめた団子をその場でいただけます。

香取名物の団子は
どの店もこだわりあり


「ひとつひとつ餅を餡でくるんでいるのが香取神宮の団子の特徴。餅の上からヘラで餡を塗ったりすると、近隣の人から手抜きだって言われちゃう」とお話してくれたのは亀甲堂のご主人。駐車場から続く参道沿いに店を構え、「厄落としだんご」を販売しています。
香取神宮には亀甲堂を始め、数店の団子屋さんが店を開いています。
亀甲堂のご主人には「みたらしのタレは、お店ごとに違うからぜひ食べ比べてみて」と教えていただきました。
香取神宮で最初に団子を出したのは、香取神宮の裏にある寒香亭。
創業は明治25年(1892年)。約130年のあいだ参拝客に団子を提供してきました。
草団子は、生のヨモギの葉を近所の人に摘んでもらい使用しているそう。
ヨモギが採れる季節限定のため販売するのは3月から6月のみ。春の味覚として、人気を博しているそうです。