トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」で2014年・2015年と連続1位を獲得したのが京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)です。
アメイジング!な、この神社の名物のひとつがいなり寿司。
酢飯を包む油揚げは、稲荷神の眷属キツネの好物とされることから、いなり寿司が広まったそうです。
キツネの好物が油揚げとされた理由は諸説あります。
お稲荷さんにお供えするのに、腐りにくいものとして油揚げが重宝されたことから、いつしか稲荷神の神使のキツネの好物とされた。キツネがネズミを食べることから、油で揚げたネズミを供えていたが、ネズミが手に入りにくかったことから、代わりに油揚げが供物となった・・・など。
ちなみに、実際のキツネが油揚げを食べるか調べてみたところ、餌付けされているキツネは食べなかったという例と、野生のキツネが食べたという例を見つけることができました。真相は、食べられないことはないけれど好物ではないといったところでしょうか?
伏見稲荷大社を参拝する人々が絶賛するのが、どこまでも続く千本鳥居。
朱色のトンネルとなった鳥居は、稲荷山の頂、一の峰を通り、下まで続いています。片道およそ45分かかるとされているので、山頂へ行くなら歩きやすい格好がベターです。
たっぷり歩けば、じんわり甘いいなり寿司がよりおいしく感じられそう。
伏見稲荷周辺のいなり寿司消費量は日本一。
正月三が日で2万5千個を超えるいなり寿司が食べられています。
うどん屋さんなどの食事処で提供されていることが多く、中にはきつねうどんとセットで食べることができる店もあります。
店それぞれで味付けや揚げの厚さなどが異なるので、お気に入りを探してみるのも楽しそうです。