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2015.09
秋の花暦
キンモクセイと菊の花

秋の境内を彩る
菊花展


桜と並び、日本の国花として愛されてきた菊の花。
見ごろを迎える10月に入ると、菊花展のオンシーズンがはじまります。
関東一といわれる湯島天神(ゆしまてんじん)の菊まつりをはじめ、神社の境内でも多数開催されています。
参拝ついでにのぞいてみることができる菊花展ですが、事前に知識を得ていけばより楽しめます。
例えば、花弁が中心に向かって半球状になった厚物や花弁が細い管状になった管物などの花の種類や、1本の茎から半球状に花を規則的に咲かせた千輪咲や、崖から垂れ下がるような姿に小菊を仕立てた懸崖づくりなどの仕立てなど。
丹誠こめて育てられた菊の花は、花びら一枚まで造り上げられた芸術品。
おでかけ前にチェックして、奥深い観賞菊の世界に触れてみてください。

キンモクセイの花言葉は
「謙遜・謙虚」



9月下旬~10月いっぱいに開花を迎えるキンモクセイ。
花の見目形よりも、その甘い香りで覚えている人も多いのではないでしょうか?
香りのよさに比べて、花が控えめであることから、花言葉は「謙遜・謙虚」とされています。
生け垣や庭木として愛されているキンモクセイですが、神社の境内でも見かけることができます。
宮城県・塩竃市の志波彦神社(しわひこじんじゃ)は、境内に大きなキンモクセイが何本も植えられています。拝殿のすぐ前にもあるので手を合わせているときに香りが漂ってくることも。
甘い香りに包まれる、幸せな参拝を楽しむことができます。