アメリカのニュース専門放送局・CNNによる「Japan's 31 most beautiful places(=日本で最も美しい場所31)」で選ばれた神社が、広島県廿日市の厳島神社(いつくしまじんじゃ)です。
嚴島神社の創建は、推古元年(593年)と伝えられています。
およそ500年後の仁安3年(1168年)には、平清盛の援助を得て廻廊で結ばれた海上の社殿を造営。満ち潮になると海上に浮かぶ独創的で壮麗な社殿は広く知れ渡りました。
厳島詣では万人のあこがれになり、江戸時代中期には日本三景にも数えられるようになりました。
そんな厳島神社の参道には、参拝のおともにぴったりの名物がたくさんあります。なかでもおすすめしたいのが、広島県のソウルフードあなご飯です。
あなご飯の発祥は、明治時代。駅弁としてつくられたものがいつしか宮島名物として全国に親しまれるようになりました。
宮島付近で獲れるあなごは、風味もやわらかさも格別。
脂がしっかり乗ったあなごをタレにつけて蒲焼きにし、ご飯の上に載せたものがあなご飯です。
あなごめしを食べるのはとっても簡単。
宮島の玄関口にあたるJR宮島口そばから島内まで、たくさんの店が軒を連ねています。
よさそうなお店を選んでのれんをくぐるのもいいですが、編集部Kが「あなごをあなどっていた!」と絶賛しているのは、駅弁「あなごめし」発祥の店でJR宮島口駅そばの「うえの」。
「うえの」は席の予約ができないため行列必至。でもお弁当の予約はできるので並ばずに購入可能です。
買ったお弁当は宮島内で食べるのがおすすめ。
宮島内は、厳島神社以外にも歴史を感じさせる町並みや標高535mの弥山や大元公園などの見所がいっぱいあります。
島内を散策しながら、お弁当スポットを見つけるのがおすすめです。
島内は鹿がたくさんいるので鹿のこないお弁当スポットを地元の人に聞いてみるのもいいでしょう。
編集部Kが二日酔いでもおいしさに目が覚めたというあなごめしを、宮島観光と一緒にお楽しみください。