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2015.05
しっとり艶やか。
梅雨のまにまに、アジサイ見物


忘れられた花
アジサイの不思議


梅雨の柔らかな曇り空に映える、アジサイの花。
その名は、「藍色の花が集まって咲く」という意味の「あずさあゐ(集真藍)」が転じたという説が一般的です。
アジサイは日本原産。最古の和歌集『万葉集』にも登場する、古くから栽培されていた植物です。
しかし、『万葉集』でアジサイを謡っているのはわずかに2首のみ。
平安時代の歌集や書物である『源氏物語』や『枕草子』『古今和歌集』には、まったく取り上げられていません。
あれほど目立つ花で、今日では梅雨のシンボルになるほど親しまれているのに、なぜなかったもののように扱われてきたのでしょうか?
万葉集の2首をはじめ、記録に残されている詩歌には、特にアジサイのマイナスイメージを伝えるは見つかっていません。
アジサイは江戸時代に入ると、多数の紋様などに残されるようになります。
より積極的にアジサイ見物がおこなわれるようになったのは、いつかはっきりはしませんが、昭和に入り世の中が安定してきてからだったのでしょう。現代では、長雨に心を和ませるなくてはならないものになっています。



文京あじさいまつりと
白山神社


都内有数のアジサイの名所が白山神社(はくさんじんじゃ)。
白山神社は加賀一宮の白山神社から天暦年間(947〜957)に勧請された神社です。
明治に入ると、白山神社を含む敷地に、文京区初の公園として白山公園が整備されました。戦後は敷地が分けられて現在にいたりますが、6月上旬から中旬には、神社と公園のセットで約3000株のアジサイを楽しむ文京あじさいまつりが開催されています。
あじさい祭りでは、土・日曜を中心に、写生会やバザー、コンサート、神輿渡御などさまざまなイベントを楽しむことができます。
日曜には白山神社に歯痛止めの信仰が伝わることから「歯ブラシ供養」というめずらしい祭事もおこなわれています。
雨の日のおでかけでも楽しくなりそうな、アジサイ見物とあじさいまつり。
歯ブラシも持って、おでかけてしてみてはいかがでしょうか?