「かきねの かきねの まがりかど」で始まる童謡『たきび』をご存じですか?
子どもの視点で冬景色を描いたこの歌で、2番に登場するのが「さざんか さざんかさいたみち」。木枯らしが吹き、指がかじかむ季節に鮮やかな花を咲かせるサザンカの花です。
この歌のようにサザンカが咲いた道を歩けるのが、古都・鎌倉にある葛原岡・大仏ハイキングコース。
サザンカが見られるのは、コース途中の源氏山公園と公園内の葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)です。
葛原岡・大仏ハイキングコースは、JR北鎌倉駅近くの浄智寺から大仏で知られる高徳院付近まで続く約3kmのルート。JR北鎌倉駅から葛原岡神社へは、徒歩30 分と気負いなく歩ける距離です。
源氏山公園は、源義家が源氏の旗を立てて戦勝を祈った源氏ゆかりの地。園内には頼朝像も安置されています。
サザンカは、頼朝像から葛原岡神社に向かう道沿いをはじめ、園内の至る所に植えられています。
赤、白、ピンクと色とりどりの花の見頃は、例年11月上旬から12月下旬。紅葉の名所でもあり、カエデ、イチョウとの競演も楽しめます。