2013.11 季節の移り代わりを知らせる サザンカ、ツバキ
雄しべがまとまっているのがツバキで、開いているのがサザンカ。
季節の移り代わりを知らせる サザンカ、ツバキ
冬の間、鮮やかな花で目を楽しませてくれるサザンカやツバキ。 とてもよく似た2つの花ですが、サザンカは12月から2月ごろに咲き、ツバキは3月から4月ごろに咲くため俳句の世界では山茶花が「冬」、椿は「春」と季節が分かれています。 サザンカとほぼ同じ時期に咲く寒ツバキは、実はサザンカとの交配種。 ツバキは散り際に花ごと地面にポトッと落ちることが知られていますが、寒椿はサザンカのように花びらが散ります。また、春サザンカはヤブツバキとの自然交配で産まれた雑種だと考えられ、ツバキと同じ冬から春に開花を迎えます。
雄しべがまとまっているのがツバキで、開いているのがサザンカ。
季語になるほど日本の暮らしに根付いているサザンカやツバキ。神社の境内でも、もちろんその姿を見ることができます。 滋賀県の豊郷町にある阿自岐神社(あじきじんじゃ)は、池とサザンカを併せて見られるスポットです。滋賀県が「近江水の宝」に認定した庭園は、大きな池に多数の島が浮かび石橋で回遊できる形式になっています。サザンカが見られるのは池のほとり。飛来する白鳥とともに、冬季の庭園散策の楽しみのひとつになっています。 栃木県・那珂川町の鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)は、400本の寒椿がある名所。 今年1月には本殿から下まで続く寒椿ロードも整備され、ツバキの森の散歩を楽しめるようになりました。鳥の神さま天日鷲命(あめのひわしのみこと)をお祀りし、フクロウが神さまのお使いの鳥とされているフクロウの神社としても有名です。日本一の大フクロウ像をはじめ、あちこちにフクロウの姿が見られるのもお楽しみに。
サザンカが咲く神社
ツバキが咲く神社
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