地粉「きみそば」の
新そばシーズンが到来
この榛名神社で江戸時代に生まれた名物が、門前そばです。
中世は衰退していた榛名神社は、近世に入り天海僧正により寺院として再建され、江戸時代には寛永寺の支配下に入っていました。
遠方から参拝者が訪れるほど崇敬を集めるようになったころ、門前の宿坊でもてなし料理として供されていたのがそばでした。
近年、榛名の名物として復活した門前そばは、地元に昔から伝わる貴重な在来品種「きみそば」を使用。榛名山の湧き水で仕上げられ、喉ごしの良さが特徴です。
毎年8月の下旬には、榛名神社の神職が祝詞をあげ、そばの種を蒔く神事もおこなわれているので、参拝のお供にはぴったり。門前そばの店は、その名の通り門前の参道に点在しているので好みのお店を探してみましょう。
ちょうどこれからは新そばの季節。10月下旬からは紅葉も始まるので、味覚と景色をセットで楽しめます。