夏の朝、清らかに咲く蓮の花
夏に開花を迎える蓮の花。 明け方からほころび始め、昼前には蕾を閉じてしまうため、見ごろは早朝から10時ごろまで。開花して3日後には散ってしまうため、とても短命な花ですが、次々と花を付け7月から8月いっぱいまで見ることができます。 蓮観賞のおすすめは、古代蓮の北限の群生地として知られる青森県の猿賀神社(さるがじんじゃ)。大同2年(807)に坂上田村麻呂が創建したと伝えられる古社で、約6000坪もの鏡ケ池一面に蓮の花が咲き誇ります。 「泥より出でて泥に染まらず」と言い習わされる蓮の花は、心を浄化してくれるような美しさがあります。晴れマークの休日は早起きして、蓮観賞にでかけてみてはいかがでしょうか?
万葉の時代の一番人気、豊穣の花・ハギ
現代の日本で一番人気の花がサクラなら、万葉の時代に一番人気だったのはハギの花。 万葉集でもっとも多く謳われたハギの花は、日本全国に分布し野の花としていたるところで見ることができました。 7月から咲き始め最盛期は9月。ヒエや粟の収穫と重なり、枝垂れながら豊かに咲きこぼれる花が豊穣の秋の象徴となっていたのも万葉集での人気の理由かもしれません。 野原が少なくなった現代では、自生するハギは減少してしまいましたが、植生が守られやすい神社の境内では、ハギが多く残されています。京都の上賀茂神社(かみがもじんじゃ・賀茂別雷大神)もそのひとつ。古代から境内を流れる楢の小川のほとりに咲くハギは、珍しいピンク色。9月の上賀茂神社は行事も花盛りで、9日は重陽神事、八咫烏にちなんだ児童による相撲「烏相撲」、中秋には賀茂観月祭などが行われます。
蓮が咲く神社
ハギが咲く神社
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