2011.12 心静かに楽しむ早朝の 伊勢詣でと赤福本店の赤福餅
内宮への参道に掛けられた宇治橋は、聖界と俗界との架け橋。
おかげ参りの伊勢神宮へ
今回ご紹介するのは、「お伊勢さん」と親しまれている伊勢神宮(いせじんぐう) です。 本来の正式名称は「神宮」。 神宮は、天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)と、豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)を中心に、別宮や摂社などをふくめると125の宮社があります。 天照大御神は太陽にもたとえられる神さまであり、皇室の祖先神。 由緒正しい天子様のお宮として地位の高かった古代、武士の崇敬を集めた中世を経て、江戸時代には、衣食住の神さまである豊受大御神にもスポットライトが当たり、庶民に「おかげ参り」と呼ばれる参拝旋風を巻き起こしました。 当時の庶民は徒歩で旅行するのが一般的。江戸からは片道15日かかったといわれています。 「お伊勢いきたや伊勢路がみたいせめて一生に一度でも 」と伊勢音頭にも歌われるようにお伊勢参りは当時の人々の夢。正に一生に一度の大旅行だったのでしょう。
赤福餅3個に番茶付きの「盆」280円。 赤福本店 電話番号:0596-22-7000 営業時間:5:00〜17:00 定休日:無休 住所:三重県伊勢市宇治中之切町26
のんびりするなら早朝が狙い目
おかげ参りの雰囲気を現代に再現しているのが、内宮の前にあるおはらい通りとその中ほどにおかげ横丁。 お伊勢さん特有の切妻・入母屋・妻入り様式の建築物が石畳の通り沿いに並び、土産物屋さん巡りや名物グルメなどを、タイムスリップした気分で楽しむことができます。 おかげ横丁は伊勢名物、赤福が企画した伊勢路の魅力が凝縮した町。 横丁の入り口には、明治時代に建てられた切妻屋根の赤福本店があります。趣のある建物のなかでの一服は大人気で、いつも大勢の人で賑わっています。 賑わいを楽しむのも一興ですが、一度体験してほしいのが早朝の参拝&赤福本店コース。 朝5時に参拝できる神宮にあわせて、赤福本店も5時開店。神域という言葉がしっくりくる静かで厳かな朝の内宮を参拝後に、朝靄の立ち上る五十鈴川をのぞみつつおめざ代わりの赤福餅と番茶でほっとひと息。 ちょっと通な参拝を、お試しください。
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