2011.08 笠間稲荷神社とクルミ風味のお稲荷さん
笠間稲荷神社の参道の左右には、提灯が並び賑やかな雰囲気。
境内に枝を広げるクルミの大木。
稲荷神社の眷属、キツネの好物は?
「お稲荷さん」というと、何を思い浮かべますか? 稲荷神社?それとも稲荷寿司? どちらも同じように呼ばれていますが、その関係をご存じでしょうか。 稲荷神社は、稲荷神を祀る神社。稲荷神はその名の通りもともとは、稲の神さまで、現代では農業、工業、商業、水産業など、あらゆる殖産興業の守護神とされています。主祭神は、宇迦之御魂之大神(うかのみたまのおおかみ)で、稲や食物の神さま。農業との結びつきが強い稲荷神社では、古来よりキツネが神さまのお使い・眷属になっています。 稲荷寿司は、キツネが油揚げを好むとされていたため稲荷神社にちなんで名づけられたと伝えられています。 稲荷神社への参拝ついでに、稲荷寿司を食べられるのが、日本三大稲荷ともいわれる茨城県の笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)。 左右に土産物店が並ぶ参道の賑やかさや、朱色の拝殿の荘厳な雰囲気に、広く信仰を集めてきたのを感じる神社です。
ほんのりと甘いくるみ稲荷寿司は、7個入り700円。
二ツ木 電話番号:0296-72-0037 営業時間:11:00〜18:00 定休日:火曜 住所:茨城県笠間市笠間1343
参拝のおみやげに ジュワっと甘い稲荷寿司を
笠間稲荷神社には、繊細な彫刻が施された国の需要文化財指定の御本殿や美術館などの見どころがありますが、目を留めておきたいのが境内の一角にあるクルミの大木。 その昔、笠間稲荷神社の周りはクルミの密林があり、そのため胡桃下稲荷(くるみがしたいなり)と呼ばれていたそう。 参拝後にいただきたい稲荷寿司は、胡桃下稲荷にちなみクルミ入り。神社と通りを挟んだ向かいにある、稲荷寿司専門店二ツ木(ふたつぎ)で販売されています。 油揚げから手作りする稲荷寿司は、ジュワっとしみだす甘い出汁とクルミの風味が合わさって、おやつにおすすめの味わい。テイクアウトのみの小さなお店ですが、地元の人が次々と買いに訪れるのも納得のおいしさです。 笠間は、稲荷寿司で町おこしをしているため、街中の色々な飲食店でも稲荷寿司を提供中。食べ比べてみるのもいいかもしれません。
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