移り気?それとも健気?
ギリシャ語で「水の器」という学名をもつアジサイ。 ちょっぴり鬱陶しい梅雨も、アジサイにとっては一年で一番生き生きとする季節なのでしょう。赤や青紫に色づき花びらに見える部分は、実は花びらの外側の部分にある萼(がく)。昆虫による受粉を促すために花のように見せていることから、装飾花ともよばれています。 アジサイの花言葉のひとつは「移り気」。土壌により装飾花が色を変えていくのがもとになっているのでしょうか。 ほかに「高慢」や「無情」「浮気」「自慢家」など、アジサイが気の毒になるような花言葉がありますが、一方で「辛抱強い愛情」「元気な女性」というものも。ときにくるくると色を変えて虫を迎えようとする姿は、好きな人に振り向いてもらうために一生懸命キレイになろうとする女性のよう。そう考えると、アジサイが、健気でよりいっそうかわいらしい花に見えてきます。
華やか!色とりどりのアジサイ園
カラフルな印象があまりないアジサイですが、印象が変わるほど美しい花園があります。それは、福岡県にある筥崎宮(はこざきぐう)のあじさい苑。 境内の西奥に位置するあじさい苑は、敷地1700坪。開花シーズンになると広い敷地を埋め尽くすように花をつけます。100種類ものアジサイがあるため、ふだんは見られないようなカラーも。地下鉄の通る街中であることを忘れそうな隔絶された自然のなかで、白や青紫、赤紫、ピンク、赤など、色とりどりのアジサイを一斉に見ていると、夢を見ているような気分に陥りそうです。 雨に濡れると、美しさを増すアジサイの花。傘を片手に、健気に美しさを表現する様子を見に行きましょう。
アジサイが咲く神社
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