2011.05 藤のお花見でヤマトナデシコ力をアップ!
女性が美しくなる淡くて甘い花と香り
藤は、美しくしだれる花を咲かせ、甘い香りを発し、ツルはカゴなどに利用、食べ物がなくなったときには根も食用されていました。 美しいだけでなく、ここぞというときはしっかり役立つ、ヤマトナデシコのような藤。 日本男児の理想(?)、藤のようなヤマトナデシコになるのは現代の女性にとってちょっとハードルが高め。でも、藤のお花見でヤマトナデシコ力をアップできるかもしれません。 その理由は花と香り。女性のキレイと元気の素になる美ホルモンと呼ばれるエストロゲンは、美しいものを見てうっとりしたり、甘い香りを嗅ぐと分泌されると言われています。特に香りは、脳神経に直接働きかける効果があるので、藤の甘い香りは期待大。また、藤の花のような淡いパープルは、精神と肉体のバランスを整えリラックスした状態に導いてくれる色。リラックスして、甘い香りを嗅げば、美しくなれるというわけです。
花のシャワーを浴びるようなお花見
藤は、木に巻き付いて成長するつる性の樹木。観賞用の藤は、棚につるを巻き付ける藤棚にしていますが、1本の木がおどろくほど広くつるを伸ばしていることがあります。 九州地方で藤の名所として知られる、福岡県の素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)境内の「黒木の大藤」もそのうちの1本。 藤棚の面積は、およそ3000u!樹齢は610余年。後征西将軍良成親王の手で植栽されたと伝えられ、国の天然記念物に指定されています。 藤の花房は、およそ20cmから1mですが、黒木の大藤は最大で1.6m。春の日差しが漏れる藤棚のなかは、淡いパープルのシャワーを浴びているよう。開花時期に合わせて「黒木大藤まつり」も開催され、町をあげて、この大藤の華やかな開花をお祝いしています。今年の開催は、4月16日から5月下旬。遠くても、一度は足を伸ばしたいお花見です。
藤が咲く神社
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