色、造形の美を楽しむ ヒガンバナ
その昔は田畑の周辺や堤防などに植えられていたヒガンバナ。田畑の減少で一時的に姿を見かけづらくなっていましたが、近年ヒガンバナは新たな人気園芸品種になりつつあります。 ヒガンバナの学名はギリシャ神話に登場する海の精から名付けられたと言われるリコリス。このリコリスの名で親しまれる園芸品種は、ピンクにゴールド、パープルと様々な色と形をもっています。そのなかでも人気があるのが元来のヒガンバナ。 ヒガンバナが咲くのは、その名の通り秋のお彼岸のころ。神社には、昔からの姿をそのまま伝える美しい花が咲き誇ります。お散歩にほどよい気候の9月中旬から開花するので、お花見がてら秋の神社を訪ねてみませんか?
秋だけの甘い香り キンモクセイ
開花は9月下旬から10月上旬。ある日突然、やわらかく甘い香りが漂い始めたら、キンモクセイの開花シーズンの始まりです。 香りのイメージが強いキンモクセイですが、花も愛らしい姿をしています。輝くようなオレンジ色の花は、近くで見ると小さな小さな星のような形。散ると地面を一面のオレンジ色に染めます。 かなり遠くからでも届く強い香りは、春のチンチョウゲ、夏のクチナシに並ぶと言われています。その香りは、キンモクセイの花をワインにつけ込んだ中国のお酒・桂花陳酒でも楽しむことができますが、大気に漂う本物の香りを楽しめるのは1年に一度だけ。 雨が降ると、あっけなく散ってしまうキンモクセイの花。 神社を訪ねキンモクセイの香りに出会う、贅沢な秋の感じ方をお試しください。
ヒガンバナ&キンモクセイが咲く神社
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