夏空に映える、ピンクの花 サルスベリ
夏を代表する花木、サルスベリ。猿も木に登れないほど幹がつるつるしていることが、その名前の由来だと言われています。 どこか滑稽な響きの名前からは想像もつかないほど、花は華やか。夏から咲き始める花だけあり、南国の花のような鮮やかなピンクや純白の花が木を埋め尽くすように咲き誇ります。 サルスベリは環境さけよければ長寿で、岐阜県の乗政八幡神社(のりまさはちまんじんじゃ)には樹齢200年以上、福井県の明神社(みょうじんじゃ)には樹齢100年と言われる古木があります。いずれも、見上げるほどの大きさに育ち、立派な枝振りを覆うように花を咲かせることから、地元で愛される名所になっています。 乗政八幡神社のそばを通る国道257号線は、街路樹としてサルスベリが植えられていることから百日紅(サルスベリ)街道とも呼ばれ、車窓からのお花見も可能。花が最盛期を迎える8月、夏の花に会いに、車を走らせてみてはいかがでしょうか?
日本の野山の花、 ハギで感じる秋の始まり
7月から10月に見頃をむかえるハギの花。最盛期はサルスベリより遅く9月。中秋の名月でススキと共に飾られる風習があったり、秋の七草に数えられたりと秋の花として、古来より親しまれてきました。 万葉集にも数多く登場し、その数141首。 夏から秋へ。歌人たちの心を揺らせたハギの花は、当時の趣を伝える神社での観賞が似合います。 京都の梨木神社(なしのきじんじゃ)は、隠れたハギの名所。秋口から咲き始め、毎年見頃を迎える9月下旬の週末には「萩まつり」も開催されています。 2010年の開催は9月18日(土)〜20日(月・祝)。茶席が設けられるので、静かに萩を観賞しお茶を楽しむ時間を過ごせそうです。
サルスベリが咲く神社
ハギが咲く神社
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