1. 【埼玉・秩父市/聖神社】
「和同開珎」発祥の地に祀られた金運縁起の銭神さま
2. 【東京・新宿/皆中稲荷神社】
百発百中! 宝くじ当選祈願のお稲荷さん
3. 【神奈川・鎌倉/銭洗弁財天 宇賀福神社】
洗ったお金を有意義に使ってさらに金運アップ!
4. 【千葉・館山市/安房神社】
女神さまが導く日本三大金運神社
5. 【山梨・富士吉田市/新屋山神社】
原始の森に佇む金運アップの最強スポット
古くから地元の人々に「銭神さま」として親しまれ、金運に御利益があると信じられてきたのが聖神社(ひじりじんじゃ)。日本最古の通貨「和同開珎」のもとになる和銅(純度が高く精錬を必要としない自然銅)が、この地で産出されたことから、朝廷の勅使が遣わされ金山彦命(かなやまひこのみこと)をお祀りする神社が創建されました。
江戸時代中期に建てられた社殿は、昭和38年(1963 年)に同じ秩父市にある今宮神社から移築されたもの。社の入り口をくぐると、目を引くのが日本初の流通貨幣「和同開銭」の大きなオブジェ。歴史の深さを感じながら、金運のご利益を願って参拝することができます。
社の周囲には和銅採掘遺跡もあり、古代からの繋がりを感じることも。特に、和銅石と銅製の蜈蚣が神宝として祀られており、その縁起の良さが訪れる人々を魅了しています。
次に紹介するのは、JR山手線大久保駅からすぐの場所にある皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)。皆中と書いて“みなあたる”と読むことから、いつしか“宝くじがよく当たる”とウワサになり、都内で宝くじ当選祈願といえばココ!といわれるほどになりました。
神社名の由来は江戸時代に遡ります。ある時、鉄炮組与力の夢枕に稲荷神が立ったため与力が稲荷神社にお参りをしてから射撃を試みたところ、百発百中! それから「皆中(みなあたる)の稲荷」と称されるようになったそうです。
古都、鎌倉随一の金運・財運スポットといえば「銭洗弁天」こと銭洗弁財天 宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん うがふくじんじゃ)。多くの参拝客のお目当ては、お金を洗うと福銭となり何倍にも増えると伝えられる「銭洗水」。
もともとは供養のために使われていた霊水でしたが北条時頼が銭を洗い、一族の繁栄を祈願したことから「銭洗水」の信仰がはじまりました。
金運を上げる銭洗のお作法は、社務所で参拝用のロウソク、線香、お金を洗うときに使うザルをいただき、本社で参拝。その後、宇賀神と弁財天が祀られている奥宮へ。ザルにお金を入れたら柄杓で3回水をかけて祈願します。洗ったお金は、世のため、人のために使うとより金運アップがのぞめるともいわれているので有意義な使い方を考えてみてくださいね。
ちなみに、弁財天の縁日である巳の日(みのひ)は金運や財運に恵まれるという開運日。2024年7月は4日、16日、28日で、なかでも4日は60日に一度巡ってくる己巳の日(つちのとみのひ)にあたります。一粒万倍日の都合が付かない場合は、巳の日や己巳の日を選んで参拝してみてはいかがでしょうか。
石川県の金剱宮(きんけんぐう)、山梨県の新屋山神社(あらややまじんじゃ)と並び、日本三大金運神社と呼ばれているのが安房神社(あわじんじゃ)。創始は皇紀元年(紀元前660年)。安房国の一宮であり、明治の社格制度では官幣大社という最高位の社格が与えられた歴史もご由緒も素晴らしい神社です。
金運の御利益は主祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと)の御神徳に由来します。あらゆるものを生み出す力をお持ちで、日本産業創始の神さまとされていることから、事業繁栄、商売繁盛などに特に御利益があるそう。中小企業の経営者、個人事業主には特に力をいただけるのだとか。
さらに御神徳を分けていただきたい方に人気なのが、拝殿の背後の吾谷山の湧水と清浄な砂を持ち帰れる「お水取り」「お砂取り」。
「お水取り」「お砂取り」の際は、必ず最初にお祓いを受け、身を清める必要があります。受付時間は9時から16時30分。その他注意事項を神社の公式サイトで確認してからでかけましょう。
最後にご紹介するのは、新屋山神社(あらややまじんじゃ)です。ご紹介した安房神社と並び、日本三大金運神社の一社に数えられ、金運向上を願う人々の聖地として熱烈な信仰を集めています。
豊かな原生林に囲まれた小高い丘に位置する本宮と富士山2合目の奥宮の2つの社があり、本宮参拝後に奥宮を参拝するのが良いとされています。
どちらも原始の森ならではの澄み切った空気に包まれ、心が洗われるよう。「穢れが落ちて金運が舞い込むのかも?」そんな気持ちを抱かせてくれます。