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特集 vol.311
古都で楽しむ秋の夜長
京都、奈良の神社で開催
紅葉ライトアップ
とっておきの紅葉狩りを体験したい人におすすめ! 古都の風情と紅葉ライトアップを楽しめる3つの神社をピックアップしてお届けします。

【奈良・桜井市/談山神社】
世界唯一の木造十三重塔と紅葉がコラボ!


「関西の日光」ともいわれ、古都奈良を代表する紅葉の名所が、奈良県桜井市にある談山神社(たんざんじんじゃ)。
奈良公園や春日大社から車で1時間ほどかかり、さらっと奈良観光をしたい人は訪れにくいかもしれませんが、人里離れた山の中で境内全域が燃えるように色づく様子は必見。奈良在住の人も「紅葉のおすすめスポット」として必ず名前を上げるほど人気があります。


境内のカエデは約3000本。境内には、楼門、本殿、権殿など重要文化財に指定されている朱塗りの華麗な社殿が建ち並びます。

何より見応えがあるのが、世界唯一の木造十三重塔と紅葉のコントラスト。特にライトアップされる夜の景色は幻想的で、誰もが思わず写真を撮りたくなる美しさ。さらに、日光東照宮のモデルともされる朱色の社殿のまわりでも紅葉狩りが楽しめます。

紅葉ライトアップは例年11月中旬から下旬、日没から20時まで。つかの間の幻想の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?


十三重塔は、御祭神藤原鎌足の長男・定慧和尚が建立。現存最古の木造十三重塔として知られています。

【奈良・桜井市/等彌神社】
幽玄の世界へ誘う「逆さもみじ」の名所


談山神社と同じ桜井市にある紅葉の名所が等彌神社(とみじんじゃ)。
談山神社に比べて人が少ない穴場ではありますが、紅葉ライトアップが行われる「献灯祭」は、素晴らしい夜の紅葉狩りとして高い人気を誇ります。


等彌神社は千数百年におよぶ歴史のある古社。参道を進むと上社、裏参道を下ると下社にいたる広大な境内があり、約100本のモミジやカエデの紅葉が楽しめます。

「献灯祭」が行われるのは、11月下旬の6日間。鳥居付近から早速ライトアップが始まり、奥へと続く石段は灯籠の灯りに照らされています。そしてその先には、提灯が灯された社殿と燃え立つようなモミジやカエデ・・・。ほの暗い境内が紅葉とろうそくの灯りに包まれ、紅葉だけでなく古の歴史を感じさせるような趣もあるのが、こちらの紅葉ライトアップの魅力です。
一番の見どころは、社務所横にある桃神池で見られる「逆さモミジ」。風のない夜には、鏡のように静まり返った池にモミジが逆さに映り、どこからが池でどこからが本物かわからないような不思議な景色を見せてくれます。


「献灯祭」の期間中は灯籠やぼんぼりにろうそくの灯りが灯されます。

「献燈祭」期間中は、薪能や十二単公開着装、和太鼓の奉納など、風情豊かな行事も盛りだくさん。ぜひ、期間中に訪れてみてください。


【京都・京都市上京区/北野天満宮】
秀吉公ゆかりの史跡で夜の紅葉散策


北野天満宮 (きたのてんまんぐう)といえば、全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社。御祭神の道真公が愛した梅を植樹した梅林が有名ですが、もみじ苑の紅葉も京都有数の美しさを誇ります。


もみじ苑の公開は10月下旬から12月上旬。

もみじ苑があるのは境内西側。苑内には、紙屋川に沿って約350本のモミジがある散策路が伸びています。川にかかる朱塗りの太鼓橋「鶯橋」や豊臣秀吉公が水防のために築いた土塁「御土居」沿いの紅葉、樹齢400年を超える「三叉のもみじ」、など一枚の絵にしたくなるような紅葉スポットが目白押し。
さらに、展望所からは真っ赤に色づくモミジ越しに国宝に指定されている御本殿の絶景が楽しめます。


鶯橋付近は人気のフォトスポット。

昼間とは一味違った幻想的な紅葉の世界を楽しめるライトアップは、23年11月11日の日没からスタート(入苑料1200円、茶菓子付き)。史跡のなかで錦のように美しく輝く夜の紅葉散策は、古都の旅の忘れられない思い出になりそうです。