1. 五街道の起点、日本橋の福徳神社で旅守をいただこう
2. 飛行機好きも必見! 羽田神社で航空安全を祈願
3. 導きの神さま、道の神さま猿田彦神社で交通安全祈願
4. ドライブ好きなら交通安全発祥の地、谷保天満宮へ
5. 空港内にある交通安全、航空安全の神さま
福徳神社(ふくとくじんじゃ)は、銀座線三越前駅から徒歩1分。マンダリンオリエンタル東京の向かい、ユイト日本橋室町のすぐ裏に位置し、まさに東京のど真ん中という絶好のロケーション。太田道灌公など武将の崇敬も厚く徳川家康公も一度ならず参拝に訪れていたという、江戸らしいエピソードも残っている神社です。
鎮座地の日本橋は江戸時代に整備された五街道の起点であることから、旅の安全を願って道中安全が祈願されてきました。
こちらの神社で頒布されているの「旅守」は、旅行や渡航安全を願う人から人気。転勤や留学など、長い旅に出るときにも、神さまのご加護をいただけそうですね。
日本一の旅客数を誇る羽田空港も氏子地域に含み、航空会社各社が年始に運行安全、航空安全の祈願に訪れているのが羽田神社(はねだじんじゃ)。
羽田空港第3ターミナルからなら電車で15分、車なら10分かからず到着できるので、飛行機に乗る前や乗り継ぎの時間があるときに立ち寄るのもおすすめです。
御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)の夫婦の神さま。須佐之男命が幸運をもたらす神さまともされていることからも「航空安全御守」が特に人気。通常のタイプとバッグなどにつけやすいストラップタイプの2種が頒布されています。ちなみに、絵馬やオリジナルの御朱印帳、御朱印袋にも飛行機があしらわれているので、飛行機好きの方はぜひ参拝されてみてください。
天狗の原点ともいわれるサルタヒコという神さまをご存知でしょうか?天孫ニニギが地上に降り立つまでの道案内をしたとされ、街道の入り口や道の分岐点によく祀られる道祖神と同一視されることもある神さまです。
道案内の神さま、良い道に導いていただける神さまともされることからも、旅行安全や交通安全の御神徳も知られています。
東京でサルタヒコにお参りできるのが、猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)。
東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅から徒歩7分の静かな住宅街に位置しています。
こちらの神社で注目したいのが、御祭神の猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)をあしらった授与品。突き出た鼻や立派な顎髭も描かれ、なかなかのカッコ良さ。道中の安全だけでなく、人生に迷ったときにも導いていただけそうな力強いお顔をされています。マグネットタイプの交通安全御守、オリジナル御朱印帳に描かれているので参拝したらチェックしてみてください。
交通安全発祥の地とされているのが国立市の谷保天満宮(やぼてんまんぐう)です。明治41年(1908年)、日本初のドライブツアー「遠乗会」の昼食会が行われたのがこの神社だったことからそのように呼ばれるようになりました。
「遠乗会」を企画したのは「自動車の宮様」とも呼ばれた有栖川宮威仁親王殿下。11台の自動車が参加し日比谷公園から甲州街道を通り谷保天満宮に向かい無事に到着し自動車の未来についても語られたという記録が残されています。
また、甲州街道沿いにある谷保天満宮は、江戸時代から参勤交代の休憩場所になっていたという歴史もあります。「遠乗会」でも参勤交代でも道中安全が願われたはず。車とドライブにゆかりが深い神社は、ドライブがてら訪れるのにもぴったりです。
羽田空港第1ターミナル1階に神社があるのをご存知でしょうか? その名も羽田航空神社。空の安全を願う旅行客や航空系の企業の就職試験に「落ちないように」とお参りに来る人、知る人ぞ知る神社を巡る神社好きさんなど、さまざまな人が参拝に訪れています。
この不思議な神社は、一般財団法人日本航空協会の屋上に鎮座する航空神社の分霊を勧請したのがはじまり。ビルの屋上にあるもともとの航空神社は、昭和6年(1931年)に帝国飛行協会理事会で航空神社創設が決議され、明治神宮造営残木を使って創建されました。
邸内社、企業神社というくくりになり、宗教法人格は有していませんが、羽田空港が穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)の旧社地だった縁もあり、今も穴守稲荷神社の神職による例祭や新年祭が行われています。
出発前に第1ターミナルで空の安全を祈願できるこの神社。羽田空港を利用する際は参拝に訪れてみてはいかがでしょうか?