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特集 vol.272
恋活ガールズ必見!
縁結び神社の効果バツグン
お守り&縁起物〜関西編
「絶対に結ばれたい!」人は必見。想いが叶うと評判のお守りや縁起物を紹介します。神さまのパワーをいただけるだけでなく、キュート&オシャレなのも魅力です。

【京都・京都市左京区/賀茂御祖神社(下鴨神社)】
どこに巻く? 相生社の良縁結「葵紐」


世界遺産に登録されている京都の下鴨神社(しもがもじんじゃ)。正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。末社の相生社(あいおいのやしろ)は、縁結びの強力なパワーを持つと有名です。御祭神は神皇産霊神(かむむすびのかみ)。『日本書紀』には産霊神(むすひのかみ)と記述され、『古事記』では造化三神の一柱とされている神さまです。
お社のそばには、御神木「連理の賢木(さかき)」があります。2本の木が途中から1本に繋がっている不思議な木です。この不思議な御神木は、枯れると境内の広大な「糺の森(ただすのもり)」のどこかに自然と跡継ぎの木が生まれるといわれ、現在の御神木は四代目なのだそう。神秘的な力を感じずにはいられませんね。


朱塗の美しい楼門は、下鴨神社のシンボル。

相生社には、この連理の賢木と社の周りをまわって絵馬を奉納し良縁祈願をする、特別な祈願の作法もあります。願いを込めた絵馬を持ち、心の中で願いながら、女性はお社に向かって右回り、男性は左回りに2周します。3周目の途中で、絵馬かけに絵馬を奉納し、お社の正面に戻ってきたら二礼二拍手一礼の作法でお参りを。最後に連理の賢木の正面から御生曳(みあれびき)の綱を3回引き、再度お参りをします。
授与所には、相生社限定のお守りもあります。良縁結「葵紐」もそのひとつ。紐型のオシャレなお守りなので、手首に巻いたり、バッグの持ち手に巻いたりと、好みでさまざまな使い方ができます。
肌身離さず持ち歩くものにつければ、良縁も舞い込みそうですね。


カラーも豊富な葵紐。男性も抵抗なくつけられる色のものもあるので、カップルでつけても。

【兵庫・神戸市中央区/生田神社】
恋の行方を占う「水みくじ」と縁結び守「たまき」


兵庫の縁結び祈願といえば、生田神社(いくたじんじゃ)。神功皇后元年(201年)、三韓外征の帰途、現在の神戸付近で船が進まなくなり、神占をおこなったところ、稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れて「活田長峡国に居りたい」とおっしゃったために創建されたと伝わっています。
御祭神の稚日女尊は、機殿(はたどの)で神服を織っておられた神さまです。糸を合わせながら織り成す神さまであることから、人と人との縁を結び、生活を豊かにしてくださる神さまとして信仰されています。


長い歴史の中で、水害や空襲、阪神淡路大震災などさまざまな被害を受けるも、その都度見事な復興を遂げたため「よみがえりの象徴」ともされています。

境内北側には鎮守の森「生田の森」が広がっています。この森にある生田森坐社(いくたのもりにいますやしろ)の近くには、「縁結びの水占い」の立て札が。池にひたすと文字が浮かび上がる、水みくじを授与していただけます。内容を確かめたら、横にある結び所に結んでもよいし、持ち帰って大切に保管してもよいそうです。


生田の森に湧き出る清らかな水をたたえた池で、神さまからの助言をいただけます。

縁結びのお守り「たまき」も人気です。古い時代(奈良時代以前)の日本では、現在のブレスレットのようなものを「たまき」と呼んでいたそうで、当時は玉などを紐に通してお守りとして身につけていたといわれています。
生田の森の御神木は、手を添えて祈ると神秘的なパワーを感じられることで知られていますが、お守りを身につけて祈るとより大きなパワーをいただけるというウワサも。男女の縁はもちろん、友人や仕事などあらゆるご縁に御利益があるという「たまき」。シンプルで主張しすぎないデザインなので、いつもさりげなく身につけておくことができそうですね。


「たまき」は、ご祭神の象徴ともいえる「糸」に、永遠・無限を意味するモチーフ「メビウスの輪」をつけたお守りです。

【大阪・大阪市中央区/玉造稲荷神社】
恋キツネに願いを託して良縁祈願


豊臣氏が築城した大坂城三の丸に鎮座していたことから、豊臣家から篤く信仰されていた玉造稲荷神社(たまつくりいなりじんじゃ)。JR森ノ宮駅または玉造駅から歩いて10分弱、地下鉄玉造駅からは徒歩5分と、アクセスしやすい場所に鎮座しています。
豊臣家は滅びましたが、大坂城は徳川家により復興され、長きにわたり大坂城の鎮守神として崇敬を集めてきました。創祀は垂仁天皇18年(紀元前12年)と伝わる古社で、仏教受容問題で物部氏と対立していた聖徳太子が祈願したところ、戦いが無事に終わったというエピソードも伝えられています。主祭神は穀物・食物の神、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)。全国の稲荷神社の代表的な神さまです。また火の神である軻遇突智命(かぐつちのみこと)もお祀りしています。軻遇突智命は縁結びや夫婦和合にも御利益のある神さまです。


朱塗りの美しい本殿。社名の「玉造」は地名に由来。伝承によれば、かつてこの地は勾玉などを作っていた玉作部(たまつくりべ)の居住地だったそうです。

稲荷神社の神使といえばキツネです。玉造稲荷神社には、男女のキツネが寄り添ったハート型の絵馬「恋キツネ絵馬」があります。キツネはつがいになると相手を一生変えないとされているそう。恋愛成就や良縁、夫婦和合の願いをしっかりと神さまに届けてくれそうです。キュートな恋キツネをモチーフにした授与品は、絵馬のほか円満恋キツネ守や御朱印帳もあります。


男性は大きいキツネ、女性は小さいキツネの裏に名前を記入。反対側のキツネの裏に願い事を。カップルはそれぞれ名前を書けばOKです。記入年月日も忘れずに。

もうひとつ、縁結びの御利益で人気の授与品があります。ピンク色がかわいい「縁のひも」です。「縁のひも」は太い木綿糸で平たく編まれた、伸びにくく丈夫な組紐「真田紐」で作られています。「真田紐」は、豊臣秀頼公を最期まで守った武将・真田幸村が作り始めたと伝えられているものですから、その強い絆にあやかって、しっかりとご縁を結んでいただけそうです。
男女の縁はもちろん、家族、友人、ビジネスなどあらゆる縁に広く御利益があるのだとか。こちらもお見逃しなく!


「縁のひも」の裏側に願い事を書いたら、境内末社の「豊臣秀頼公胞衣塚大明神」前にある「縁のひも掛け」に結んで祈願します。