1. 【岡山・岡山市 / 吉備津神社】
桃太郎ゆかりの神社で健康祈願
2. 【鳥取・鳥取市 / 白兎神社】
子どもにも人気の白いうさぎの神さま
3. 【広島・広島市 / 広島東照宮】
家康公にあやかって子どもの強運を願う
4. 【山口・防府市 / 防府天満宮】
天神さまのお膝元で碁盤の上からジャンプ
5. 【島根・出雲市 / 出雲大社】
国造りの神・だいこくさまに縁と福をお願い
日本で最も有名なおとぎ話である桃太郎。吉備津神社(きびつじんじゃ)は、物語の舞台であり、桃太郎のモデルでもある大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)とその一族が祀られています。なかでも大吉備津彦命はこの地の殖産に寄与し281歳まで生きたと伝えられていることから、産業や金運、延命長寿の神さま、そして妻の百田弓矢比売(ももたゆみやひめ)は安産・育児の神さまとして崇敬されています。桃太郎のように丈夫で賢い子に育ちますように。そんな願いを聞き届けてくれそうな神社です。
白兎海岸に面した小高い砂丘上に建つ白兎神社(はくとじんじゃ)は、神話「因幡の白うさぎ」に登場する白うさぎ=白兎神(はくとがみ)を祀った神社です。白うさぎが大国主神(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)の仲をとりもったことから、縁結びにご神徳があるといわれます。男女のみならず、人間関係やすべての物事は縁があって出会うもの。ぜひいいご縁をお願いしましょう。
そのほか肌荒れや皮膚病などの病気平癒や動物医療、安産や子育て、家内安全などのご神徳もあります。うさぎがモチーフの御守りやおみくじなど、授与品もユニークでかわいいですよ。
JR広島駅から歩いて約8分、徳川家康公を祀る広島東照宮(ひろしまとうしょうぐう)は、1648年に創建されました。家康公といえば波乱の人生の末に天下統一を果たし、その後260年以上にわたって徳川家を繁栄に導いた人物。勝負強さにかけては歴史上随一です。この神社にはそんな家康公にあやかろうと、繁栄や強運、安産、初宮詣、健康長寿、厄除招福などを願い参拝する人が絶えません。
七五三詣で子どもの健康とともに強運を願ってみては? 境内には安産の神さまである御産稲荷社(おさんいなりしゃ)もお祀りされていますよ。
防府天満宮(ほうふてんまんぐう)は、"天神さま”菅原道真公を祀った日本で最初の天満宮です。幼い頃から神童と呼ばれ右大臣にまで上りつめましたが、時の権力者に疎まれ左遷された道真公。太宰府へ赴く際に立ち寄ったこの地に、逝去と同時刻に光となって現れたことから904年に創建されました。
道真公は学問の神さまとして有名ですが、子どもを多く生し、子どもにまつわる詩や歌を多く残すなど子煩悩な面もありました。境内には子宝や子育てなどにまつわる摂末社なども多く、子どもの成長を祈願するのにぴったりです。
“神々のふるさと”島根の代表格は、やはり出雲大社(いづもおおやしろ)。日本創生神話に登場する古社で、ご祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。多くの女神と結ばれたくさんの子をなし、出雲王朝を繁栄させたことから、縁結びの神さまや福の神「だいこくさま」として知られます。
ご祈祷は予約なしで受けられますが、11月は全国の八百万の神々がここに集う“神在月”と重なり、観光客で混雑する可能性大。厳かに祝いたいなら、祭事・神事が行われる時期を外して参拝しましょう。