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特集 vol.247
限定御朱印にも注目!
東京の節分祭&初午祭
まだ寒さは厳しくても、暦の上では2月4日が立春。2020年の節分&初午祭におでかけしてひと足早い春をお祝いしてみませんか?

【東京・新宿区/新宿諏訪神社】
源頼朝ゆかりの神社が新宿に?
会社帰りに寄れる節分祭に2月限定御朱印も


新宿は高田馬場にある新宿諏訪神社(しんじゅくすわじんじゃ)。こちらの神社の創建は、弘仁年中(810〜824年)。文治5年(1189年)には、源頼朝公が藤原泰衡討伐を祈願し、凱旋した際に社殿を造営したという源氏ゆかりの地でもあります。
現在の神社の周辺は、都道が目の前に通り都心部の住宅街の趣。西早稲田の駅からも徒歩1分と、アクセスしやすいロケーションです。
都会の神社らしく、節分祭は18時ごろから。氏子の方々が参列しやすいようにと、夕方からの時間になったそうで、会社帰りに立ち寄ることができます。
毎月デザインが変わる御朱印も人気で、2月は節分にちなんだ図柄になる可能性が高いとか。節分祭に参加しつつ、2月限定の御朱印を受けてみてはいかがでしょうか?


めずらしい夜の節分祭。年により豆まきの時間が前後するため、18時前には境内に入っておくのが確実です。

【東京・北区/王子稲荷神社】
王子のおいなりさんの初午祭・二午祭で凧に願掛け


初午とは、2月の最初の午の日のこと。伊勢神宮の外宮の神さま豊受大神を京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)に勧請した日が2月の最初の午の日だったことから、稲荷神社のご縁日となり各地で初午祭が開催されています。
江戸らしい初午祭が開かれているのが、「王子のおいなりさん」と親しまれる王子稲荷神社(おうじいなりじんじゃ)。初午 (2020年は2/9 日曜)に加え、二の午祭(2020年は2/21金曜)もおこなわれています。別名「凧市」とも呼ばれ、「火防の凧」が授与されています。火事の多かった江戸で、風を切って上る凧を火事除けのお守りにと江戸っ子が求めたのがはじまり。いまは火防に加え災難除けのお守りとして人気があります。


神社で授与される「火防の凧」以外に2軒の屋台でも縁起物の凧が売られています。

初午・二の午の日は、王子駅から続く道に120〜130軒もの露店が並び賑やかな雰囲気に。午の刻(11時〜13時)に験を担いで来る人が多いようで、混雑するのは11時〜14時ごろだそう。
当日は、初午の朱印が押された御朱印(書き置き)も授与されているので御朱印も忘れずに持参しましょう。


境内も屋台で大賑わい。境内には都内最強のパワースポットとウワサされる「狐穴」もあるので、ぜひ参拝を。

関東稲荷総社の格式を持つ王子稲荷神社。江戸時代には徳川家康がこの神社を祈願所としていたこともあり、庶民からも絶大な人気を誇っていました。

【東京・江東区/猿江神社】
猿モチーフがかわいい!2月は節分御朱印を授与


猿江神社(さるえじんじゃ)は、地下鉄半蔵門線、都営新宿線の住吉駅からすぐの場所に建つ、アクセスの便利なお社です。「猿江のおいなりさん」と呼ばれ、神社創建時(平安時代中期の康平年中(1058年)ごろ)には稲荷社として500坪余の境内地を有していました。

社殿は、国内最古級のコンクリート造。関東大震災で焼失したのちに、当時としてはめずらしい鉄筋コンクリート造りの優美な造りで再建されました。

節分祭もおこなわれていますが、元稲荷社であり、境内社として藤森稲荷社もあるので初午の日に参拝するのもおすすめ。初午では一般の参拝者が参列できる祭はありませんが、古来、初午の日は年中気運最高の日とされているので、拝殿と境内社の藤森稲荷社に参拝するだけでも御利益をいただけそうです。
猿江神社は、月替わりの御朱印も人気。2月は節分をテーマにした限定御朱印を受けられるそうなので、御朱印を集めている人は要チェックです。

2019年版の2月限定御朱印の朱印。神社名にちなんだかわいい猿があしらわれています。2020年は、別のデザインに変わるそうなので毎年参拝したくなりますね。