1. 【茨城・鹿嶋市/鹿島神宮】
鹿島アントラーズが毎年参拝。神話に登場する武神に必勝祈願
2. 【東京・江東区/亀戸香取神社】
スカイツリーを望むスポーツ振興の神さま
3. 【和歌山県/熊野三山】
サッカーの必勝祈願なら熊野の神さまへ
4. 【埼玉・東松山市/箭弓稲荷神社】
球技守に一球入魂みくじ
野球の神さま!?の神社は野球づくし!
5. 【京都・京都市上京区/護王神社】
足腰の守護神は、陸上競技の選手にも人気
鹿島神宮(かしまじんぐう)は、関東・東北に約600社ある鹿島神社の総本宮。御祭神の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は、武神、剣の神さまとされ、転じて勝運の御神徳があるといわれています。
鹿島アントラーズが毎年祈願に訪れることでも知られており、スポーツの神さまとしても崇敬を受けています。
境内は、東京ドーム15個分と広大。いつでもキレイに掃き清められた参道を進めば、神鹿として大切にされている鹿がいる鹿園や、パワースポットとして知られる奥宮、御手洗池を巡ることができます。
リオ五輪に出場した女子競泳選手も参拝していたのが、JR総武線・東武亀戸線香取駅から徒歩10分のところにある亀戸香取神社(かめいどかとりじんじゃ)。
スポーツ振興の神さまといわれるようになったのは、亀戸香取神社に戦勝祈願した俵藤太秀郷が平将門による乱を平定したという古事から。勝運を願う徳川家康などの武将や千葉周作をはじめとする武道家などから篤い崇敬を受けるようになり、現在ではスポーツ振興の神さまとして知られるようになりました。
2019年には、創建1350年を迎え、「スポーツ燈籠會プロジェクト」も開始されました。競技のイラストとともに、有名選手の名前と言葉入りの燈籠は、参道で見ることができるので参拝の際は注目してみてください。
熊野三山とは、熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)、 熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)の三社の総称。こちらの三社の主祭神家津美御子大神(素盞鳴尊)に仕える三本足の八咫烏は、日本サッカー協会のシンボルマークとしてもおなじみです。
このことから、熊野三山では日本サッカー協会のシンボルマーク入りサッカー守が授与されています。
熊野三山は日本最大の半島である紀伊半島の南東部にあるため、なかなかアクセスしづらいのですが、熊野神社は全国に約3000社あるため、最寄りの熊野神社に参拝するという手もあります。なかでも神奈川県横浜市の師岡熊野神社(もろおかくまのじんじゃ)は、日本初のサッカーワールドカップがおこなわれた日産スタジアム横浜国際総合競技場の守り神であることからサッカー守が授与され、サッカー関係者がお参りに訪れています。
西武ライオンズの選手から地元の少年野球チームまで、数多くの野球関係者が参拝に訪れているのは「野球の神さま」とも呼ばれている箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)。「“やきゅう”いなり」という読み方に験を担ぎ、野球関係者が篤く崇敬するようになった神社です。
バットやボール型お守りやベース型絵馬、ボール型おみくじなど、授与品は野球をモチーフにしたものがズラリ。さまざまな野球モチーフは、野球好きなら手に取りたくなってしまうはず。
商売繁昌、家内安全、学業成就、芸能向上などの御利益も知られているので、あわせて新年の福を願ってみてはいかがでしょうか?
多くの競技で足腰の健康を維持することは欠かせません。京都の護王神社(ごおうじんじゃ)は、オリンピアンも参拝に訪れている「足腰の守護神」。京都御所のすぐお隣、地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩約7分の場所に位置しています。
足の腱を切られ流罪になった和気清麻呂公(わけのきよまろこう)が、流罪先へと向かう道中、どこからともなく現れたイノシシにより守られたこと、そののちに足の怪我も治ったことから足腰の守護、病気の平癒の御神徳が知られるようになりました。
表門前の御千度車を回したのちに、足越しの大御守の下をくぐると願いがかなうといわれているので、ぜひお試しください。