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特集 vol.157
知ってるようで知らない!?
神社トリビア
注連縄や玉砂利、御神酒についてなど、参拝しているときに湧き出た素朴なギモンを、神社さんに聞いてみました。

注連縄にはどんな意味がある?


拝殿や鳥居、御神木まで、神社を訪れるといろいろなところで注連縄を目にすることがあります。
何気なく目にしている注連縄ですが、どんな意味があるのでしょうか?
日本最大の注連縄がある福岡県・福津市の宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)へうかがってみると、「注連縄は神聖または清浄な状態であることを示している」とのこと。
不浄なものが入らないようにする役目があるため、神域を示す場所に注連縄が貼られるそうです。
「注連縄の起源は日本神話に由来し、天照大御神さまが天岩戸からお出ましになられたとき、二度とおかくれにならないように引き渡した瑞出之縄(しめくりなわ)が注連縄のはじまりです。語源は諸説ありますが、『しめ』には大神さまを占める場所からきているという説もございます」。なるほど、勉強になります。
ちなみに、宮地嶽神社の日本一の巨大注連縄は、1500人もの手により年に1度架け替えているそうです。
なぜ架け替えるのでしょうか?
「宮地嶽神社では、新年を前に大注連縄を架け替える神事『おおしめ祭』をおこなっております注連縄を新しくすることで、大神さまに素晴らしい形で新年を迎えていただき、ご参拝の皆様にも清々しく清浄なお気持ちでお参りしていただけるように毎年おこなっております」と、教えていただきました。


宮地嶽神社の大注連縄は、直径2.6m、長さ11m、重さ3tで日本一の大きさ。


玉砂利が敷き詰められている明治神宮の参道。

参道にはなんで
玉砂利が
敷いてあるの?


神社の境内に敷き詰められている玉砂利。
神社によってあったりなかったりしますが、伊勢神宮(いせじんぐう)や春日大社(かすがたいしゃ)、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)など由緒ある神社でよく目にする気がします。
玉砂利が特に印象的なのは、明治神宮(めいじじんぐう)の長い参道です。
原宿口から拝殿までおよそ10分、砂利をふみしめる足音とときどき聞こえる鳥の鳴き声を聞きながら拝殿へと向かうと、段々と心が静かになり「まさに神域」という感じがしてきます。
この玉砂利とは、そもそもどんな意味なのでしょうか?
その答えが、明治神宮の公式サイトにありました。
「玉砂利の玉とは『たましい(魂)』『みたま(御霊)』の『タマ(霊)』と同じ意味と(中略)『美しい』『宝石』『大切なもの』という意味もあります。そして『砂利』はあて字で、本来『じゃり』は細かい石の意味の『さざれ(細石)』からきています。よってミタマの籠もった、美しい・宝石のような・大切な小さい石という意味になります。」
神域とはいえ、玉砂利にもミタマが宿っているとは驚きです。
また、「日本では昔から神聖なところは、さらに清浄にするため、きれいな石を敷きつめたのです。ですから玉砂利も、清浄さを保つために敷かれてあるのでしょう」とも書かれていました。


奉納されたお酒はどこへ行く?


大きな神社へ行くと、奉納された酒樽がずらっと飾られているのを目にします。
「こんなに大きな酒樽がこんなにいっぱい奉納されたら、もてあますのではないだろうか」「あんなに日の当たるところに置いて劣化しないんだろうか」なんて余計な心配をしておりました。
長年の疑問を「日本第一酒造神」とあおがれる京都の松尾大社(まつおたいしゃ)の方にぶつけてみると「あの酒樽は、飾り樽といってディスプレイ用のものでお酒は入っておりません」とのお答え。
そうですよね。ちょっと考えればわかりますよね。くだらない質問ですみません。
「奉納されたお酒は、まずはご神前にお供えされます。その後は、御祈祷のあとにお召し上がりいただくのに使われたり、祭りにご協力いただく方々にお弁当と一緒に御礼としてお渡ししたりしています。いわゆる直会(なおらい)で使われるということです。直会とは、祭りの後に神前に供えた御饌御酒(みけみき)を神職と参列者がともにいただくこと。神前のものをいただくことで、神と一体になると考えられています」と教えていただきました。
ちなみに、御礼参りなどで奉納する際は、どのサイズのお酒がよいのでしょうか?本物の樽酒?それとも一升瓶?もしかするとワンカップのような少量の方が使い勝手がよかったりするのでしょうか?
「どんなサイズでも大丈夫ですが、一番多いのは一升瓶です」とのことでした。


たくさん並んだ松尾大社の樽酒。これが実は××だったなんて・・・