鳥居や提灯に須賀神社と交通神社の文字が並んでいます。
日本で唯一の交通安全の神さま 〜交通神社
その名の通り交通安全の守り神として崇敬を集めているのが、京都市左京区に鎮座する交通神社(こうつうじんじゃ)。 懸想文売りで知られる須賀神社(すがじんじゃ)と同じ社に祀られています。 交通神社は1964年に須賀神社より分祀され、創建されました。分祀された神さまは、八衢比古命(やちまたひこのみこと)と八衢比売神(やちまたひめのみこと)の夫婦神、そして久那斗神(くなどのかみ)の三柱。 八衢比古命・八衢比売神の「衢(ちまた)」は、「ちまたで話題の〜」のちまたと同じ意味。「岐」とも書き「分かれ道」という意味があります。 道を守り悪いものが集落に入るのを防ぐため、分かれ道に祀られていた道祖神や辻の神は、八衢比古命・八衢比売神と同神だとされています。 また、久那斗神も道祖神のように道の分かれ道に祀られていた神さま。 日本書紀の一書にも登場します。イザナミノミコトが黄泉比良坂(よもつひらさか)で追ってくる雷神に投げつけた杖から生まれた神さまで、岐の神(ふなとのかみ)、元の名を来名戸の祖神(くなとのさえのかみ)と記されています。 災いから守る道の神さまが三柱も祀られているので、交通安全を願うにあたりこれほど心強い神社もなかなかなさそうです。真摯にお願いすれば、力を合わせて道中の安全を守ってくれそうです。
神社はこの先。この参道は車を乗り入れられ、境内には駐車場があります。
車の交通安全祈願は社殿の前でおこなわれます。
三韓遠征の道中を守った 人物を祀る〜志紀長吉神社
大阪の真ん中、平野区にある志紀長吉神社(しきながよしじんじゃ)は、地下鉄谷町線長原駅から徒歩5分ほど。 住宅街の隙間に伸びる参道の先に神社があります。 ひっそりと鎮座する今の様子からは想像がつかないほど、歴史と由緒があるのが神社好きにはそそりそう。創建は、平安時代初期頃(794年)。平安時代に編纂された法典・延喜式神名帳に記載された式内社であり、社伝によると第六十九代後朱雀・第七十代後冷泉天皇の祭りの場だったと伝えられています。 交通安全、厄払い、必勝などの御神徳は、主祭神の長江襲津彦命(ながえそつひこのみこと)に由来します。 長江襲津彦命の別名は、葛城襲津彦命。伝説の人物・武内宿禰の六番目の子どもであり、有力な豪族だった葛城氏の始祖とされる人物です。 神功皇后が指揮した三韓遠征の海上の道中を、長江襲津彦命が守護したことから現在の御神徳が伝わるようになりました。神功皇后は、お腹に子どもを宿しながら朝鮮半島に向かったとも伝えられています。無事に日本に戻った神功皇后は後の第十五代応神天皇を出産。危険な旅路を守った御祭神は、きっと事故からも守ってくれるはず。新年度の無事をお願いしてみましょう。
大阪最後の夏祭り「住吉祭」は、大阪中をお祓いする意義があります。写真は住吉祭の最初の神事神輿洗神事で海水を汲み上げる汐汲船。
お祓いの神さま、すみよっさんで 交通安全祈願 〜住吉大社
大阪の住吉区に鎮座する住吉大社(すみよしたいしゃ)は、全国におよそ2300社ある住吉神社の総本社。 神功皇后が三韓遠征の帰路で神託があり、創祀されたと伝えられています。摂津国(せっつのくに)の一宮であり、初詣では200万人以上が訪れている、全国指折りの由緒と歴史がある神社です。 そんな住吉大社でも、車の交通安全祈願をお願いすることができます。 しかも、御祭神の底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)は、黄泉の国から戻ったイザナギがおこなった禊祓いから生まれた神さま。「お祓いの神さま」として知られているので、車のお祓いにもよさそうです。 また、海の神さまとして渡航安全の御神徳が伝えられているので、海外 旅行の予定がある人も旅路の無事を願ってみてはいかがでしょうか?
どこ行く?交通安全祈願
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人々の暮らしを守る 京都の総氏神 |
京都・京都市西京区 |
松尾大社 (まつおのたいしゃ) |
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年始に八咫烏交通安全 祈願祭を斉行 |
和歌山・田辺市 |
熊野本宮大社 (くまのほんぐうたいしゃ) |
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その他の交通安全祈願
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