チリ一つない境内が気持ちいい川越八幡宮。
御神木の縁結びイチョウ。社殿前でのびのびと枝を伸ばしています。
1社目は、不思議な 縁結びの木がある川越八幡宮へ
江戸時代は城下町として栄えた川越市は、今では埼玉で3位の人口を誇る大きな町。 JR川越線、東武東上線、西武新宿線が乗り入れ、都心からも日帰りで訪れられるほど鉄道でのアクセスが発達しています。 1社目の川越八幡宮(かわごえはちまんぐう)は、西武新宿線の本川越駅とJR川越線・東武東上線の川越駅のちょうど中ほどに位置しています。 どちらの駅から歩いても10分かからない距離なので、発展している川越の町をのんびり歩きながら川越八幡宮を目指してみましょう。 長元3年(1030)に創建されたと伝えられる川越八幡宮は、小江戸・川越の守護神として崇敬を集めてきました。八幡宮は全国で1万5000社を数え「神社といえば八幡なり」といわれるほど分霊がたくさんあります。この八幡宮のルーツが大分県の宇佐神宮(うさじんぐう)であり、川越八幡宮は宇佐神宮から勧請されたとされています。 密集する市街地の一角にある境内は、大きくはないもののキレイに掃き清められた気持ちのいい空間。参拝したあとは、この神社のお目当て「縁結びイチョウ」の木をお参りしましょう。 御神木になっているこのイチョウは、今の明仁天皇がお生まれになった年に植えられたそう。男イチョウと女イチョウの2本が植えられたはずが、いつの間にか1本の木になったこと。そして、明仁天皇と美智子妃殿下が仲むつまじいことから、良縁祈願のご利益が伝えられるようになったそうです。 イチョウの前に掲げられた看板には「固く結ばれた二本の御神木に触れ、手を合わせると良縁に巡り逢うといわれている」書いてあります。 パートナーがいる人もいない人も、良縁の固い結びつきを願って御神木のパワーをお裾分けしてもらいましょう。
川越 熊野神社は、小江戸川越の開運・縁結びの神さま。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀る加祐稲荷神社でお参りしたら、運試しに挑戦。
クレアモールを抜けて 蔵造りの町並みの入口に建つ熊野神社へ
お次は、蔵造りの町並みの入り口、連雀町の交差点のそばにある川越 熊野神社(かわごえくまのじんじゃ)へ向かいます。 川越八幡宮からは、本川越駅の東側を走る商店街クレアモールを抜けて10分少々ありますが、歩行者天国で活気ある商店街を歩くので目移りしているうちに到着できそう。明治創業の酒造メーカーの蔵を改装したお土産物屋さんやレストランがある複合施設、小江戸蔵里もあり観光気分も盛り上がります。 川越 熊野神社が鎮座するのは、クレアモールを抜け、大正時代の建物が並ぶ大正浪漫通り沿い。 地元では「おくまんさま」と呼ばれて親しまれ、縁結び・開運のご利益が知られています。 川越 熊野神社の歴史は、天正18年(1590)に神社の向かいにある蓮馨寺二世然誉文応僧正が熊野信仰の聖地である紀州熊野から勧請したことに始まります。 以来、蓮馨寺の一部だったのが神仏分離により独立し、熊野神社になりました。 熊野神社は縁結びのご利益が知られていますが、この神社を参拝する目的はそれだけはありません。願い事が叶うかどうか、運試し輪投げでその運を試すことができるのです。 運試し輪投げは、境内社の加祐稲荷神社(かゆういなりじんじゃ)に参拝してから、「恋愛」「仕事・学業」「健康」「金運」「心願成就」と書かれた札の下にある棒を目指して輪を投げます。チャンスは3回。一つでも入れば、運気は良好だそう。 また、第三日曜日には、同じく境内社の厳島神社の縁日が開かれ野菜の販売や神楽殿でのお囃子が奉納されるので日程を合わせて訪れるのもおすすめです。先着50名には、銭洗いのご利益が伝わる宝池でお清めした御福銭を無料で頒布しています。
お土産物屋さんが軒を連ねる蔵造りの町並みを抜けて、川越氷川神社へ向かいます。
「お氷川さん」と親しまれる、川越総鎮守の氷川神社
神社の裏には、水辺に小さな花が咲くキレイな小川が流れています。
川越散歩のハイライト、 蔵造りの町並みから川越氷川神社へ
最後に向かうのは、恋愛成就を願って全国から女性が訪れる川越氷川神社(かわごえひかわじんじゃ)です。 目的地へは、蔵造りの町並みを抜けた先の1個目の信号を右折すれば到着します。道順はシンプルですが、約1.5km、ゆっくり歩いて20分ほどの距離があるので、途中の蔵造りの町並みでひと休みしたりお昼を食べて行くのもいいかもしれません。 川越氷川神社は、1500年前、古墳時代の創建が伝わるほど長い歴史を持っています。 歴代の川越藩主が川越総鎮守とし、江戸城築城で知られる太田道灌も和歌を寄せるほど崇敬していました。 川越氷川神社が縁結びの神さまといわれるのは、お祀りする神さまに由縁します。 御祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の夫婦神と、大巳貴命(おおなむちのみこと)、脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)の夫婦神の5柱。 脚摩乳命・手摩乳命夫婦は、奇稲田姫命の親神であり、お祀りするもう1柱、大巳貴命(おおなむちのみこと)は素戔嗚尊・奇稲田姫命夫婦の子どもで出雲大社の御祭神でもあり縁結びの神さまとして知られています。 むつまじい2組の夫婦の神さまと、縁結びの神さま大巳貴命をお祀りすることから、古くから良縁の御神徳が伝わることになったようです。 「境内の小石を持ち帰ると良縁に恵まれる」という伝承から生まれた縁結び玉の人気も、今はひと段落しているようす。朝から参拝しなくても授与していただけそうです。 本来の静けさを取り戻した縁結びの神さまを、川越散歩の最後にゆっくりと参拝しましょう。
どこ行く?川越の神社
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わらべ歌「とおりゃんせ」 発祥の神社 |
埼玉・川越市 |
三芳野神社 (みよしのじんじゃ) |
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時の鐘に鎮座する 眼病と病気平癒の神さま |
埼玉・川越市 |
薬師神社 (やくしじんじゃ) |
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その他の川越の神社
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