生身天満宮の本殿横にある牛の像。こちらの神社では「使いの牛」と呼ばれています。
学問の神さま「天神さま」では 撫で牛を撫でるのを忘れずに
合格祈願といえば、学問の神さま菅原道真公を祀る天満宮系の神社が有名です。 神社名に「天満宮」が付く神社以外にも、「天神社」「天神神社」「菅原神社」という名前であれば、天満宮系の神社と思って間違いないでしょう。 天満宮でよく見られるのが、撫で牛と呼ばれることが多い牛の像。 牛の頭を撫でた手で自分の頭を撫でると頭が良くなると伝わります。合格祈願の際は願いを込めて牛の頭を撫で、知恵を授かりましょう。 天満宮に牛の像があるのは、菅原道真公と牛の御縁が深いため。 「道真公は丑年生まれで、丑年に没した」「道真公は牛を愛で、牛もまた道真公を慕っていた」「御亡骸を載せて進んでいた牛車の牛がうずくまり動かなくなった場所に太宰府天満宮が建てられた」など、牛にまつわるたくさんの逸話が残されています。 ちなみに、体の悪い部分を撫でてから撫で牛の同じか所を撫でると、体が良くなるとも伝わっています。受験勉強で使いすぎの目や手もいたわる気持ちで撫でれば、ご加護をいただけるかもしれません。
日本では珍しい学問の木「楷の木」に、合格祈願を。
手作りのとんぼ玉をあしらった合格お守りも。とんぼは「勝ち虫」と呼ばれる縁起物。
試験当日にも心強い 「合格梅」&「楷の木」 〜生身天満宮
京都府南丹市の生身天満宮(いきみてんまんぐう)は、道真公存命のころから木像を生祠(いきほこら)として祀っていた日本最古の天満宮。 学問の神さまと深い御縁があるこちらの神社、お参りするだけでも御神徳がありそうですが、珍しい学業成就の縁起物があります。 特に受験生に人気が高いのは、境内の梅の木から獲れた梅で作る「合格梅」。手間暇かけてていねいに手作りした梅干しに、心願成就祈願の御祈祷をしたものです。初詣では本殿前で、普段は合格お守りなど受けた人や合格祈願の祈祷を受けた人に無料で授与されています。 また、宝物殿前には学問の木「楷の木」が、凛とした佇まいで枝をのばしています。 中国原産で日本には数少ない「楷の木」は、その凛とした姿から「楷書」という言葉が生まれたと伝えられています。葉を一枚持ち帰ると、学業成就の御神徳が授かれるそうです。
東日本大震災前の釣石神社。中央奧に見えるのが釣石。手前に見える巨石と対になり、夫婦円満、縁結びなどのご利益も伝えられています。
大地震にたえた「落ちそうで落ちない石」 が受験生に人気
マグニチュード7.4を記録した昭和53年(1978)の宮城県沖地震と一昨年の東日本大震災。 二度の大地震にも落ちずにたえた巨石が合格祈願の名所になっています。 巨石があるのは、宮城県石巻市の釣石神社(つりいしじんじゃ)。 神社名の由来にもなっている釣石は、周囲約14mの球状の巨石。断崖からつり下げられたようにつきだしています。明和9年(1772年)に完成した『封内風土記』にも「釣石」の記述があるため、少なくとも200年以上前から危うく見えるバランスを保ち続けてきたことになります。 北上川のそばに建つ釣石神社周辺は、東日本大震災では大きな被害を受けました。川を遡上した高さ10m前後の津波に襲われ、あとには沼地と化した大地が残されました。 釣石神社も社務所や鳥居が流される被害に遭いましたが、巨石は地震の前のまま“釣石”の状態を保っていました。 「落ちなかった」釣石を参拝したいという声が多く寄せられたことから、瓦礫を除去し仮社務所を設置し、昨年から初詣にはお札やお守りの授与をスタートすることができたそうです。 大地震にも負けなかった巨石は、試験当日の緊張にもゆらがない強い気持ちをいただけそう。普段と変わらぬ気持ちで試験にのぞめるよう、最後の願掛けに参拝してみてはいかがでしょうか?
どこ行く?学業成就の縁起物のある神社
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東京で人気の合格祈願 神社といえばこちら |
東京・文京区 |
湯島天満宮 (ゆしまてんまんぐう) |
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学業成就祈願鉛筆や 祈願はちまきを授与 |
神奈川・鎌倉 |
荏柄天神社 (えがらてんじんじゃ) |
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今では珍しい 二宮金次郎像が残る
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神奈川・小田原 |
報徳二宮神社 (ほうとくにみやじんじゃ) |
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全国から200万人が訪れる 天神信仰発祥の地 |
福岡・太宰府市 |
太宰府天満宮 (だざいふてんまんぐう) |
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その他の学業成就の縁起物のある神社
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