意外なことに東京都では自転車事故率は3年連続低下中。マナーが改善されつつある証しかもしれません。
空前の自転車ブーム。 より安全に運転するために・・・
自転車でお散歩するポタリングや自転車通勤するツーキニストが定着し、今や自転車ブームのまっただ中。でも、非常識走行や不注意により、大きな事故をおこしてしまうことも。実際、通学中の高校生が歩行者に衝突し脊髄損傷を負わせた結果、6008万円の賠償金支払い命令が出たこともあります。 保険に入っていないことの多い自転車は、より厳しくルールを守り、常に注意をはらって運転したいもの。さらに安全に自転車を利用するために、自転車の交通安全祈願を受けてみてはいかがでしょうか? 編集部がリサーチしたところ、特に自転車専用の祈願を受け付けていないところでも、問い合わせれば対応してくれるという回答がほとんど。特にバイクの祈願を受け付けている神社は、自転車本体も清め祓ってくれることが多いようです。
平成5年竣工、新しい木の香りがする鳩森八幡神社の御社殿。拝殿の天井には天井画も描かれていました。
御社殿前に自転車を停め、自転車もお祓い。清められた自転車を大切に乗っていこうと、改めて思いました。
鳩森八幡神社で自転車の祈願を体験
自転車の交通安全祈願はどのようにおこなわれるのでしょうか? 体験してみるべくお願いしたのは、東京都渋谷区の鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)。問い合わせをしてみると「自転車を祓ったことはないがOK」と快くお返事をいただきました。 鳩森八幡神社は、1100年以上前の創建と伝えられる古社。大きな木の多い境内で、当日はちょうど梅がほころんだ春らしいお天気に恵まれました。 昇殿しての祈祷は、太鼓が鳴らされ、祝詞があげられ・・・と、厄除けなどと流れは同じでしたが異なったのは「運転を間違わないように、車とぶつからないように」というような意味の祝詞が聞こえてきたこと。 あとで伺ってみると、オリジナルで作ってくださったとのこと。鳩森八幡神社の神職・鈴木さんの場合は、祈願内容、申込用紙にある住所などから、祝詞の内容を考えていると教えていただきました。自分用の祝詞は、とてもありがたい気持ちになりました。 昇殿しての祈願のあとは、外に出て社殿の前に自転車を置いてのお祓い。自転車の四方を祓っていただき終了しました。
背景の老松が鮮やかに描かれた境内の能舞台。めずらしい能舞台での結婚式ができるそうです。
梅がほころび初めていた鳩森八幡神社の参道。右手に能舞台や富士塚があります。
自転車の交通安全ステッカーも
今回の取材先に鳩森八幡神社を選んだのは、ホームページに自転車専用の交通安全ステッカーがあったため。氏子さんに世界的な自転車レースに関連する会社があり、コラボレーションして作ったものだそうです。ステッカーを求める人が絶えないそうなので、自転車の交通安全への意識も高まっているのでしょう。 鳩森八幡神社の御祭神は、戦いの神さまといわれる応神天皇とその母の神功皇后の二柱。 自転車のレースに出る人は、自分に勝てるようお参りするのもいいかもしれません。 ちなみに、境内は立派な能舞台や東京都の有形民族文化財に登録されている富士塚があり、ちょっとした散策が楽しめます。富士塚は社伝によると、寛政元年(1789)の築造。自然岩が配された登山道は荒々しく、ほんの少し登山気分を味わえるので、参拝後に登ってみてください。
どこ行く?自転車の交通安全祈願
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韋駄天を祀る サイクリストに優しい神社 |
神奈川・川崎 |
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古代から交通安全の 信仰を集める道の神さま |
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