初めてのお宮参り、七五三。 詣でる神社の正解は?
初めてのお宮参りや七五三を迎えるにあたり、どんな準備をすればいいかとまどってしまう人が多いようです。最近は、衣装や写真館での撮影に重点が置かれがちですが、まずはお宮参りと七五三がなんのためにおこなわれるか理解しておきたいところ。 お宮参りも七五三も、子供の誕生と成長を祈願しお祝いする人生儀礼のひとつ。お宮参りは、初宮詣ともよばれ、初めて神社へ参拝し、氏神さまに氏子になる挨拶をするための儀式です。そのため、基本的には氏神さまへ詣でるのが本来のしきたり。七五三もお宮参りに詣でた神社へ参拝することで、氏神さまとのより深いご縁が結べるでしょう。 氏神さまがどこの神社になるのかわからない場合は、近くの神社に問い合わせるのが確実です。近年は、遠くても有名な神社へ参拝する人も多いようですが、氏神さまへのご挨拶も忘れずに。
服装は?初穂料はどう渡す? 神社でのマナー
参拝するだけでなく、お祓いを受け祝詞をあげてもらう場合は、事前に連絡しておくのがおすすめです。子供の服装に迷うこともあるかもしれませんが、最近はレンタル衣装屋さんが充実しているので専用の服装を紹介してくれるはず。ウェディングドレスやタキシードのような衣装も用意されていますが、日本の伝統行事ですのでできれば着物を着せてあげたいところです。神社では和装にして、写真館では好きな衣装を着せるのもよいかもしれません。 また、付き添いも、ダークスーツやワンピース、無地一つ紋や小紋、訪問着など、神前に出るのにふさわしい服装を心掛けましょう。 初穂料を納めるときは、白い封筒か白赤の蝶結びの熨斗袋に入れます。上段に「御初穂料」、下段に子供の名前を書くのがマナー。神社に納める初穂料は、商品に対する代金ではなく、謝礼として渡すもの。お金をそのまま差し出すのはNGです。 子供にとって一生に一度の儀礼。神聖な気持ちで迎えられるよう、準備万端でのぞみたいところですね。
鵜戸神宮の本殿へ続く参道は、素晴らしい景色が広がります。
本殿がある洞窟は、御祭神が誕生したと伝えられる神話の舞台。
子供の成長を願いたい、絶景の神社 〜 鵜戸神宮
お宮参り、七五三は、氏神さまへ伺いたいものですが、子育てのご神徳があるといわれる神社へも参拝に訪れてはいかがでしょうか? 宮崎県日南市の鵜戸神宮(うどじんぐう)は、安産や育児を願う人々から信仰を集めている神社。日向灘を望む断崖の中腹に建ち、御本殿が鎮座するのは長い階段を下った先にある洞窟のなか。この神秘的な場所は、古事記や日本書紀にも登場する、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が彦火火出見尊(にこほほでみのみこと)の御子を生んだとされる聖地です。主祭神は、御子である日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を祀っています。 境内には、綿津見国へ帰る豊玉姫命がわが子のために乳房を洞窟内につけていったと伝えられる「お乳岩」や、「お乳岩」から母乳のようにしたたりおちる「お乳水」があり、神話の世界を現代に甦らせてくれます。 紺碧の海と険しい岩壁の絶景、日本の祖神誕生の物語を子供の成長後に思い出として語ってみてはいかがでしょうか?
子供の成長を願う、母子の守り神
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乳の出が良くなった伝承が 残る子育て銀杏は健在 |
東京・荒川区 |
素盞雄神社 (すさのおじんじゃ) |
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子授けから子育てまで 母子の守り神 |
東京・墨田区 |
牛嶋神社 (うしじまじんじゃ) |
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神事・泣き相撲をおこなう 八王子の古社 |
東京・八王子 |
子安神社 (こやすじんじゃ) |
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川崎山王祭で知られる 千年の社 |
神奈川・川崎市川崎区 |
稲毛神社 (いなげじんじゃ) |
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その他の母子の守り神
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