大人も子供になる 神社の節分
2月を前にして街はバレンタインモードに突入していますが、ちょっとその前に。
忘れてはいけないイベント、2月3日の節分があるんです。「鬼は〜そとっ、福は〜うちっ」と言いながら、鬼の仮面をかぶった大人に豆をまいたことがある人は、豆を投げるときの不思議なほどのハイテンションを思い出せるはず。
そして、あの楽しさをもう一度味わえるのが神社の節分イベント。
神社の節分イベントは、舞台から年男・年女が福豆や福餅、菓子などをまくのが一般的。場所によっては舞台から逃げ出した鬼に福豆をまける神社や、鬼と記念撮影できる神社もあります。
豆があたると予想外に痛いのも小福餅やお菓子の奪い合いが激しいのも楽しく感じてしまう、なんでもアリな盛り上がりが体験できる一年に一度のチャンスなんです。
「鬼は外」 それとも「鬼も内」?
節分は、豆を打って鬼を払う室町時代から続く年中行事ですが、歴史が長いせいか各地により節分の風習は様々。せっかくなら、変わり種の節分イベントへ出かけてみてはいかがでしょうか?
「福は内、鬼は内、悪魔は外」という、突っ込みどころ満載のかけ声は埼玉・比企郡の鬼鎮神社(きじんじんじゃ)。神社名だけでなく土地や姓に「鬼」がつく場合は、「鬼は内」または「鬼も内」というかけ声を使うのが慣わしだそうです。
また、大豆ではなく落花生を投げるのは、北海道から東北、信越地方。一般家庭はもちろん、神社でも落花生を投げるところもあります。舞台から投げた落花生が地面に落ちても殻をむいて食べられるから合理的ですが、落花生がオデコに当たるとかなり痛いという情報も・・・。
櫛田神社は、博多を代表する祭り 博多祇園山笠の展示も見られる
狐の嫁入りに 巨大お多福で厄払い
変わり種の節分イベントのなかでも来場者が楽しめるのが、三重県・四日市市の海山道神社(みやまどじんじゃ)。節分の日に行われる「狐の嫁入り神事」という厄払い行事は、婚礼衣装をつけた嫁入り道中から始まり舞台の上での三三九度までかわいらしい婚礼が見られる上、狐の新郎新婦がまく祝儀袋が豪華!拾えばお金が入ると言われる『萬両』の焼印が押された榊の葉や、家具や留め袖など豪華賞品が当たるくじが入っているので、祝儀袋を狙って押し合いへし合い、豆まきは一気に最高潮へ。寒さも吹っ飛ぶほどの熱気に包まれます。福岡県・博多の櫛田神社(くしだじんじゃ)の節分もかなりの変わり種。正面鳥居に5.5メートルの巨大お多福が出現し、訪れた人はパカーっと笑ったお多福の口をくぐり境内へ向かいます。このお多福の口をくぐると厄を払い福が訪れるそう。境内の豆まきには、毎年歌舞伎役者などの著名人も登場しています。
節分は江戸時代頃より立春の前日を指す言葉として使われてきました。立春は一年の始まり元旦とされていましたので、節分は大晦日にあたります。昔から節分を境にして人の運気や年回りが変わると言われているので、節分イベントで楽しく鬼払い&厄払いし、良い一年を送りましょう。
どこ行く?節分祭
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赤鬼、青鬼に会って 福豆、福餅を手に入れよう |
千葉・千葉市 |
千葉神社 (ちばじんじゃ) |
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秩父三大神社のひとつで 行われる変わり種節分祭 |
埼玉・秩父市 |
三峯神社 (みつみねじんじゃ) |
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総勢350 人の年男と 大黒様、えびす様も登場 |
東京・千代田区 |
神田明神 (かんだみょうじん) |
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子供が参加する 「こども豆まき」が好評 |
東京・中央区 |
水天宮 (すいてんぐう) |
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例年、キャラクターや 著名人など豪華ゲストが |
東京・府中市 |
大國魂神社 (おおくにたまじんじゃ) |
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華やか! 舞妓さんの豆まき |
京都・京都市 |
八坂神社 (やさかじんじゃ) |
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その他の節分祭
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