★ 絶景と地酒で気仙沼を満喫 御崎神社と地酒「蒼天伝」 ★

1.半島の最南端に佇むパワースポット
2.震災を生き延びた奇跡の地酒
3.今月の食神社バックナンバー


■ 半島の最南端に佇むパワースポット

日本が誇る巨大漁港のひとつである気仙沼。気仙沼湾の最深部には船着き場や魚市場があり、湾を守るように唐桑半島が伸びています。気仙沼で人気の観光スポットである唐桑半島最南端にあるのが御崎神社(おさきじんじゃ)。
リアス式海岸特有の豪壮な岸壁や大理石が削られてできた石柱、折石(おれいし)などの名所も見物しながら、半島の奥へ奥へと進んで行くと森の中に御崎神社があります。
奈良時代、嵯峨天皇の弘仁中(810〜823年)に記録が残る千年以上の歴史を誇る古社。御祭神は、大海津見大神を祀っています。
「おさきさん」と親しまれ地元の漁師さんたちが大漁祈願に訪れるほか、縁結びにも御利益があるそう。
御崎灯台へと続く遊歩道も整備されているので、参拝がてら訪れるのにもおすすめです。

鳥居の奥には壮麗な社殿が。


△トップへ戻る
■ 震災を生き延びた奇跡の地酒

参拝しておなかがへったら、気仙沼のおいしいものを食べたいところ。気仙沼といえば海の恵みの宝庫。地元の美味のおともにしたいのが地酒です。特におすすめは、男山本店で造られる「蒼天伝」。男山本店は1912年創業という老舗の蔵元。2001年に「気仙沼らしいお酒を」というコンセプトで造られたのが「蒼天伝」です。
「気仙沼の蒼天のような爽やかで澄んだ味わい」を目指したそうで、柔らかな口当たりながら凜とした味わいは三陸海岸で獲れる海鮮との相性が抜群。「純米大吟醸酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」「特別本醸造」の6つのラインナップがあります。
2011年の東日本大震災では、酒造タンクにもろみを仕込んだ直後に被災。冷却装置が停電の影響で作動しないなか「町の復興のために酒を造ろう」と、残った社員が力をあわせタンクに氷袋を巻いてもろみを熟成させたそう。一方で、被害を受けた人々に仕込み水を提供するなどの活動もおこない復興を支援。そんななかで造り上げられた日本酒は、人々の心に復興への希望の火を灯したに違いありません。
地元の居酒屋で三陸の海の幸とともに味わいたいところですが、「気仙沼さかなの駅」などの物産店での購入や通販も可能なので、奇跡の地酒をぜひ味わってみてください。


「インターナショナルワインチャレンジ SAKE部門」「ロンドン酒チャレンジ 2018」など、海外品評会でも数多くの受賞歴を誇っています。

男山本店
宮城県気仙沼市入沢3-8
TEL 0226-24-8088


△トップへ戻る
今月の食神社バックナンバー

2017 06月 晴れた日は海ビューを楽しむ大洗へ 大洗磯前神社とカニピラフ
2017 04月 万葉の時代に思いを馳せながら春日大社と万葉粥
2018 02月  参拝後はいちご狩りへ 久能山東照宮と石垣いちご
2017 12月  珍しい祭から生まれた名物香取神宮とお団子
2017 10月 神社へ寄進した瓦が原型 湊川神社と瓦せんべい
2017 08月 落語「王子の狐」にまつわる 王子稲荷神社と玉子焼き

△トップへ戻る
■バックナンバー
これまでの特集記事のバックナンバーはこちらからご覧になる事が出来ます。

←サイトトップへ戻る
△トップへ戻る


Copyright (c)2009
神社.com All Rights Reserved.