★ 晴れた日は海ビューを楽しむ大洗へ 大洗磯前神社とカニピラフ ★

1.1100年の歴史を持つ明神大社へ
2.ご当地有名店の名物はカニ風味たっぷり
3.今月の食神社バックナンバー


■ 1100年の歴史を持つ明神大社へ

カラッと晴れた5月の休日に、神社参拝と地元グルメを楽しみに、茨城県の大洗海岸へでかけてきました。
最初の目的地は、大洗磯前神社(おおあらいいそざきじんじゃ)。
神社のはじまりは、斉衡3年(856年)。里人が大己貴命(おおむなちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)より、降臨の託宣を受けたことから創建されました。延喜式神明帳では、明神大社として記されています。常陸国で明神大社は、鹿島神宮(かしまじんぐう)と大洗磯前神社の二社のみ。由緒正しい神社です。

神社があるのは、海岸の高台。坂道を駐車場側からぐんぐん登り参道の石段の上に出ると、ご褒美のような真っ青な海の絶景。参拝客のほとんどが足をとめて見入ってしまうほど海と空の青が素晴らしいコントラストを見せていました。
海を背にして楼門をくぐると、拝殿がすぐ目の前に現れます。社殿は、水戸光圀が造営をはじめ、3代綱篠の享保15年(1730)に再興されたもの。江戸初期の神社として県の文化財に指定されています。

参拝後は、お目当てのシーフードレストラン メヒコ大洗店へ。神社からの行き方は簡単。石段を海へ向かってまっすぐ降りて、海岸沿いの道を左へ。徒歩10分ほどの距離です。今回はせっかくなので、車道ではなく海岸を歩いてレストランへ向かうことにしました。
神社から海岸へ出ると、海上の岩の上に神磯の鳥居が。御祭神ご降臨の地とされている鳥居に頭を下げてから海沿いを歩くと、水戸藩が整備した松林の防砂林が見えてきます。穏やかな海と松林のあいだの海岸を歩くルートは、絶好のお散歩コース。ただし砂浜の上は歩きにくく砂が入るので、歩きやすい靴でおでかけするのがおすすめです。

社殿は江戸時代の神社建築にみられる繊細な彫刻がほどこされています。。

石段の上からの海ビュー。この石段を降りて次の目的地へ向かいます。

神社前の海岸で波に洗われる神磯の鳥居。


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■ ご当地有名店の名物はカニ風味たっぷり

海岸をしばらく歩くと見えてくるメヒコは、茨城・福島エリアでは多数の店舗を構える有名レストランチェーン。地元では誕生日などの記念日は「メヒコへ!」がお決まりになっているとも聞きます。お店に入って頼んだのは、1970年の創業以来の看板メニュー「カニピラフ」殻付きレギュラーサイズ。
殻からもくもくとカニを出し、一口食べると「おいしい!」と歓声が。名物にうまいものなしともいいますが、こちらのカニピラフはカニ風味のピラフとカニの身がマッチしてとても美味。冷凍のカニグラタンのような「なんとなくカニ風味」な味わいではなく、「カニを食べた」と満足感が得られる味わいでした。
歴史ある神社で参拝ができ、潮風を感じてお散歩してカニピラフでしめる。また近々でかけたくなる、お気に入りのコースになりそうです。


海に突き出すように建てられたメヒコ大洗店。三方ガラス張りで海がとっても近く感じられます。

こちらが名物のカニピラフ。殻付き、むき身が選べ、どちらもレディースサイズが1,380円、レギュラー1,680円、ラージ1,980円というお値段でした。


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今月の食神社バックナンバー

2017 04月 万葉の時代に思いを馳せながら春日大社と万葉粥
2018 02月  参拝後はいちご狩りへ 久能山東照宮と石垣いちご
2017 12月  珍しい祭から生まれた名物香取神宮とお団子
2017 10月 神社へ寄進した瓦が原型 湊川神社と瓦せんべい
2017 08月 落語「王子の狐」にまつわる 王子稲荷神社と玉子焼き

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