★ 伊勢神宮朔日参りで大人気 日本屈指の行列グルメ赤福朔日餅レポート-後編- ★

1.臨時駐車場からのアクセスに落とし穴が・・
2.おかげ横丁は深夜もおおにぎわい
3.ついに朔日餅ゲット。そのお味は?
3.手に入れるだけなら苦労しない!?朔日餅のナゾ。
4.今月の食神社バックナンバー


■ 臨時駐車場からのアクセスに落とし穴が・・

伊勢神宮の毎月1日名物、赤福朔日餅。
前編に続いて、朔日餅を手に入れるまでの長い道のりをご紹介します。
深夜3時30分に赤福本店へ集合しなければならないという、電車アクセス派には高いハードルを、レンタカーという飛び道具でなんとか可能にしたW。
2時過ぎにホテルを出発し、少々迷ったものの朔日餅用の臨時駐車場に到着しました。駐車場からはシャトルバスが運行されているというアナウンスでしたが、ここで問題勃発。
シャトルバス乗り場はすでに長蛇の列ができているうえに、現れたのはバスというよりどう見てもワンボックスです。
10人ほどしか乗れないため、列は少ししか進みません。
昨日もらった「受付番号表」には「午前3時30分の列整理券引替えを過ぎますと無効になります」の文字が。万が一にも遅れることはできないため、小雨が降るなか徒歩で赤福本店へ向かうことに。

シャトルバスは2時30分から運行しているもよう。

「シャトルバス」という名のワンボックス。乗車の列に並ぶよりも歩く方が早いことも。

△トップへ戻る
■ おかげ横丁は深夜もおおにぎわい

臨時駐車場から赤福本店は徒歩15分ほどの距離だったので、歩くことにして大正解。無事に集合場所へ到着すると、今度は「受付番号表」と「列整理券」の引き替えです。
時間どおりにはじまった引き替えは、びっくりするほどのんびりとしたものだったようです。
「1番の人?」と声がかかったら券を持っている人が前へ出て、引き替えてもらう。これの繰り返し。
せっかちな東京人としては、100番ごとに分けて10人で配布すればあっという間に終わるのでは、なんて思ってしまいますが、周囲にいる人たちは特に疑問もないようで、のんびりと順番を待っていたそう。さすが悠久の時を超えた神宮の時間の流れは違います。
Wものんびり構えて、およそ40分で「列整理券」を200番の番号札に引き替えてもらうことができました。
あとは開店15分前の4時30分に列に並ぶまで待つのみです。
おかげ横丁は、ついたち限定で早朝オープンしている店が多いので、うどんを食べたり朝市をのぞいたりして開店までの待ち時間をつぶすのにぴったりだったそうです。


「列整理券」の引き替えのようす。該当するプラカードのそばで待機します。

深夜なのにこの人出。元旦の初詣のようなイベント感がただよいます。


△トップへ戻る
■ ついに朔日餅ゲット。そのお味は?

4時30分すこし前になると、「1~200」のように番号が書かれたプラカードが立てられ、列整理券の順番どおりに周囲の人が並びはじめます。
プラカードを持っていたスタッフによると、10月の朔日餅である「栗餅」が1年のなかで一番人気だそうで、1000番くらいまで整理券が出ているとのこと。
また、200番なら小一時間で購入できるだろうと教えてくれたそうです。
開店からじわじわと列が進み、Wがついに朔日餅を購入したのは5時45分。
知り合いにも配って、その日のうちにすべて食べたようですが、「想像以上においしい!栗あんが、口のなかで餅米とほどよくからまって最高!」とのことでした。
おはぎ嫌いの知人も大絶賛だったそうです。


ついに購入。行列はまだまだ続いています。トータルの行列時間は2時間30分でした。

パッケージもかわいい10月の栗餅の朔日餅。


△トップへ戻る
■ 手に入れるだけなら 苦労しない!?  朔日餅のナゾ。

いきあたりばったりながら、なんとか朔日餅を手に入れておいしくいただくことができたWでしたが、最後に腑に落ちないことがあったとか。
それは、赤福本店の店内でも朔日餅が食べられるようだったということ。
店内向け整理券はなく、さほど並んでいなかったそうです。
さらに、パンフレットやホームページには、本店はもちろん各地の直営店で予約購入ができることが、懇切丁寧に書かれています。
ということは、「あの長蛇の列は朔日餅を食べたいがためのものではない」ということになります。
そこで、おかげ横丁から徒歩圏のお宅へお嫁にいったライターの知人に問い合わせてみると「朔日餅は自分で食べるために買うものではなくて、近所や親戚、知り合いに配るもの。朔日参りの日に並んで買うことに意味がある縁起物なのよ。東京から来てアクセスが悪いって言っても、地元の人くらいしか並ばないんじゃないの?」とのお言葉でした。s
なるほど。いただく方からすると深夜から並んで手に入れてもらったものだと思えば、ありがたさが増します。
でも伊勢神宮はホームページにも書かれているように「日本人の心のふるさと」のはず。
朔日餅も、地元の人たちだけでなく電車で訪れた人たちにも、もうすこし購入しやすくなるといいような気がします。


朔日餅は前日から整理券を手に入れなくても、店内で食べることができる、という衝撃。


△トップへ戻る
■ 今月の食神社バックナンバー

2016 11月 伊勢神宮朔日参りで大人気 日本屈指の行列グルメ赤福朔日餅レポート-前編-
2016 10月 ガッツリ飯で腹ごしらえ 秩父神社参拝後のおすすめは名物豚味噌丼
2016 08月 六花亭の限定スイーツ北海道神宮の判官さま
2016 06月 おもてなしの心がこもった椿大神社の椿とりめし
2016 04月 玉子焼き、焼き鳥、団子 大平山神社の三大名物
2016 02月 来宮神社の来福スイーツ麦こがし饅頭
2015 12月 伏見のお稲荷さんでいなり寿司
2015 10月 戸隠神社参拝に欠かせない戸隠そば
2015 08月 厳島神社、宮島散策のお供に あなごめし
2015 06月 寳登山神社と長瀞名物のかき氷
2015 04月 都心の朝さんぽ明治神宮と東京三大豆大福
2015 02月 北口本宮冨士浅間神社と地元のごちそう吉田のうどん
2014 12月 秩父神社の参道名物、安田屋のみそ漬
2014 10月 出雲大社門前町で出雲そば
2014 08月 夏こそ行きたい、神倉神社と仲氷店のかき氷
2014 06月 熱田神宮のお膝元でひつまぶしランチ
2014 04月 二荒山神社と餃子で宇都宮めぐり
2014 02月 学問の神さまの参道名物、太宰府天満宮の梅が枝餅
2013 12月 日本最古の門前名物、今宮神社のあぶり餅
2013 10月 榛名神社の門前名物、地粉そば
2013 08月 夏に恋しい、三嶋大社の福太郎氷
2013 06月 参道はB級グルメ天国!千代保稲荷神社へ
2013 04月 春の湘南で、江島神社と生しらす丼
2013 02月 富士山本宮浅間大社で心を洗濯したら富士宮やきそばを食しにお宮横丁へ
2012 12月 神田明神、冬の参拝のおともに天野屋の甘酒
2012 10月 古都、鎌倉の定番 鶴岡八幡宮と鳩サブレー
2012 08月 津島神社の二大名物「あかだ」と「くつわ」
2012 06月 御神水を使った田村神社の日曜市うどん
2012 04月 名物は参道のかしわ餅一願成就の鹿嶋神社
2012 02月 山岳霊場・大山の参道グルメ、名水から生まれる豆腐料理
2011 12月 心静かに楽しむ早朝の伊勢詣でと赤福本店の赤福餅
2011 10月 江戸時代から親しまれる 亀戸天神社参拝のお伴、船橋屋のくず餅
2011 08月 笠間稲荷神社とクルミ風味のお稲荷さん


△トップへ戻る
■バックナンバー
これまでの特集記事のバックナンバーはこちらからご覧になる事が出来ます。

←サイトトップへ戻る
△トップへ戻る


Copyright (c)2009
神社.com All Rights Reserved.