★秩父神社の参道名物、安田屋のみそ漬★

1.歴史ある秩父の総鎮守
2.豚の旨味とマッチする上品な味わい
3.今月の食神社バックナンバー
4.バックナンバー


■歴史ある秩父の総鎮守

東京・池袋駅から特急レッドアロー号で約80分。
秩父駅のロータリーを出て左を向き、道の先にこんもりとした森のように見えるのが秩父神社(ちちぶじんじゃ)です。
創建は約2100年前。
『延喜式』にも記録が残る、関東屈指の古社であり、武蔵国が成立する前に栄えた知知夫国の総鎮守として、この地を見守ってきました。
2013年に劇場版も公開された秩父を舞台にしたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』こと「あの花」にも登場したのでアニメ好きの方にも馴染みがありそうですね。
現存する社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進したもの。埼玉県の重要文化財にも指定されている社殿には、家康公を祀る日光東照宮のような極彩色の彫刻がちりばめられています。 寅年、寅の日、寅の刻生まれの家康公にちなんだ虎や、名工による龍、三猿など、さまざまな動物たちが描かれ、ていねいな説明書きがそえられているので、思わず見入ってしまいます。

風格のある門がお出迎え。

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■豚の旨味とマッチする上品な味わい

参拝の余韻にひたりながら一の鳥居をくぐれば、お目当ての安田屋は、御花畑駅方面に向かって徒歩3分ほど。
大正5年創業のお肉屋さんで、秩父地方の名物である肉の味噌漬けを販売しています。
味噌漬けは、冷蔵庫の無い時代に秩父の山でとれた獣肉の保存のために重宝されていたのが、一般に広まったものだと言われています。
安田屋以外にも豚の味噌漬けは販売されていますが、牛やイノシシの味噌漬けを作っているのはここだけ。
調理済みの味噌漬けはないため、持ち帰って食べることになりますが、メンチカツやハムカツなどその場で食べられる揚げ物も密かな人気メニューになっています。
先代から引き継いだ秘伝のタレに漬けたという味噌漬けは、焼いてみるとしっかり味がしみ、肉の旨味と味噌が相性抜群。
上品な甘みがあり、贈答用にも喜ばれそうな味わいでした。
お取り寄せもできますが、店舗では1枚ずつのばら売りをしてもらえるので、参拝帰りに立ち寄ってみてください。


趣のある建物は、国の有形文化財に指定されています。

安田屋
電話番号:0494-22-4322
営業時間:9:00〜18:30
定休日:水曜
住所:埼玉県秩父市番場町19-9

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■今月の食神社バックナンバー

2014 10月 出雲大社門前町で出雲そば
2014 08月 夏こそ行きたい、神倉神社と仲氷店のかき氷
2014 06月 熱田神宮のお膝元でひつまぶしランチ
2014 04月 二荒山神社と餃子で宇都宮めぐり
2014 02月 学問の神さまの参道名物、太宰府天満宮の梅が枝餅
2013 12月 日本最古の門前名物、今宮神社のあぶり餅
2013 10月 榛名神社の門前名物、地粉そば
2013 08月 夏に恋しい、三嶋大社の福太郎氷
2013 06月 参道はB級グルメ天国!千代保稲荷神社へ
2013 04月 春の湘南で、江島神社と生しらす丼
2013 02月 富士山本宮浅間大社で心を洗濯したら富士宮やきそばを食しにお宮横丁へ
2012 12月 神田明神、冬の参拝のおともに天野屋の甘酒
2012 10月 古都、鎌倉の定番 鶴岡八幡宮と鳩サブレー
2012 08月 津島神社の二大名物「あかだ」と「くつわ」
2012 06月 御神水を使った田村神社の日曜市うどん
2012 04月 名物は参道のかしわ餅一願成就の鹿嶋神社
2012 02月 山岳霊場・大山の参道グルメ、名水から生まれる豆腐料理
2011 12月 心静かに楽しむ早朝の伊勢詣でと赤福本店の赤福餅
2011 10月 江戸時代から親しまれる 亀戸天神社参拝のお伴、船橋屋のくず餅
2011 08月 笠間稲荷神社とクルミ風味のお稲荷さん
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■バックナンバー
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