★藤の花に酔う、春らんまんのおでかけ★

1.万葉の時代から親しまれてきた藤の花
2.天下一の「藤波」が堪能できる、尾張津島の藤
3.藤の花が咲く神社
4.バックナンバー


■万葉の時代から親しまれてきた藤の花

毎年、GWに見頃を迎える藤の花。今年も各地から開花のニュースが続々と発信されています。
藤は、木に巻き付いてツルを伸ばすつる性落葉木本。
可憐にしだれる繊細な花は、昔から愛でられており、万葉集には藤の花を歌った多くの首が残されています。
 「霍公鳥 来鳴き響もす 岡辺なる
         藤波見には 君は来じとも」
(ホトトギスが来て鳴き声が響いている。そんな丘に咲く藤の花を見に、あなたは来ないというの?)
これは、万葉集の巻10に納められた作者不明の歌。
万葉集では、ほとんどの首で藤の花は「藤波」と表現されています。しだれる花が風にそよぐ様子は確かに波のよう。
恋しい人に横に居て欲しいと願うほど、美しい景色が思い浮かびます。



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■天下一の「藤波」が堪能できる、尾張津島の藤

天下一の藤とうたわれるのは、愛知県津島市の津島神社(つしまじんじゃ)からほど近い天王川公園の藤棚です。
津島神社は、江戸時代まで津島牛頭天王社と呼ばれていた、全国3000社の天王社の総本社。
織田信長・豊臣秀吉・尾張徳川家の篤い崇敬を受け、秀吉寄進の楼門などすばらしい神社建築が境内随所に見られます。
天王川公園へは、津島神社から徒歩5分ほど。
藤棚の面積は5034u、12種類114本が競演するようすは圧巻です。
お日様の光を浴びて淡く輝く藤の花が、風を受けてどこまでもそよいでいく様子は、「藤波」という言葉がぴったり。
5月5日までは藤まつりも開催されており、夜間のライトアップも楽しむことができます。



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■藤の花が咲く神社

■埼玉・東松山市/箭弓稲荷神社・やきゅういなりじんじゃ(延命の藤)
■埼玉・菖蒲町/菖蒲神社・しょうぶじんじゃ(見ごろ:5月上旬 県指定天然記念物)
■東京・江東区/亀戸天神社・かめいどてんじんじゃ(藤まつり:GWごろ)
■東京・調布市/國領神社・こくりょうじんじゃ(見ごろ:5月上旬)
■神奈川・藤沢市/白旗神社・しらはたじんじゃ(4月中旬〜5月中旬)
■神奈川・鎌倉市/鶴岡八幡宮・つるがおかはちまんぐう(見ごろ:4月下旬〜5月上旬)
■滋賀・草津市/三大神社・さんだいじんじゃ(藤まつり:GWごろ)
■奈良・奈良市/春日大社・かすがたいしゃ(砂ずりの藤)
■兵庫・宍粟市/大歳神社・ださいじんじゃ(見ごろ:5月上旬 県指定天然記念物)
■岡山・倉敷市/阿智神社・あちじんじゃ(藤まつり:4月末〜5月5日)
■大分・大分市/西寒多神社(西寒多神社藤まつり:GWごろ)
■福岡・小郡市/大中臣神社・おおなかとみじんじゃ(藤まつりあり)
■宮崎・宮崎市/宮崎神宮・みやざきじんぐう(オオシラフジ国の天然記念物)

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■バックナンバー
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