★降り注ぐ花のシャワーにうっとり。ゴールデンウィークは藤のお花見へ★

1.長寿の藤なら、たった1本の木から1万もの花が咲くことも
2.「かおりの風景百選」認定
大歳神社の「千年藤」

3.藤が咲く神社
4.バックナンバー


■長寿の藤なら、たった1本の木から
1万もの花が咲くことも


巷ではソメイヨシノの60年寿命説がささやかれていますが、一方で長寿により人々の目を楽しませてくれる花木もあります。その一種が藤。
藤はマメ科フジ属のつる性落葉木本。山に自生し、ツルはカゴなどに利用され、コブは薬に、花は観賞にと、古くから日本の暮らしに寄り添ってきました。
全国に点在する、「藤の名所」では、樹齢200年、300年はあたりまえ。中には1000年の昔からその地を見守ってきたものもあります。自然界では藤は樹木に巻き付いてツルを延ばしますが、観賞用では藤棚を作るのが一般的。
棚の上にツルをどこまでも広げていくため、長寿の藤の場合、1本の木から500uもの広さの藤棚が広がり1万個以上の花をつけるものもあります。



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■「かおりの風景百選」認定
大歳神社の「千年藤」


見るだけでなく香りも楽しめるのが藤の花。環境相選定の「かおりの風景百選」にも藤の名所が選ばれています。
それは、兵庫県宍粟市に鎮座する大歳神社(ださいじんじゃ)の「千年藤」。天徳四年(960)の植樹と伝えられるので、その名のとおり軽く1000年を超す長寿です。根回り約3.8mの大木からツルを伸ばし、藤棚は約420uにもわたり境内をほぼ覆い尽くしています。木々に覆われた神社はたくさんあっても、藤に覆われた神社はかなり珍しいのではないでしょうか。
開花時期には、1m〜1.4mも枝垂れるパープルの花々が頭上から降り注ぎ夢のような景色を見せてくれます。この千年藤が今も元気に花を咲かせるのは、地元住民の方たちが手塩にかけて手入れをしているおかげ。
地元の誇りとして、『藤娘』の像を寄贈している方もいるほどです。
大切に育まれている千年藤の見頃はもうすぐ。例年G.W.に満開を迎えます。



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■藤が咲く神社

■埼玉・東松山市/箭弓稲荷神社・やきゅういなりじんじゃ(延命の藤)
■埼玉・菖蒲町/菖蒲神社・しょうぶじんじゃ(県指定天然記念物)
■東京・江東区/亀戸天神社・かめいどてんじんじゃ(藤まつりあり)
■東京・調布市/國領神社・こくりょうじんじゃ
■神奈川・藤沢市/白旗神社・しらはたじんじゃ
■滋賀・草津市/三大神社・さんだいじんじゃ(藤まつりあり)
■奈良・奈良市/春日大社・かすがたいしゃ(砂ずりの藤)
■岡山・倉敷市/阿智神社・あちじんじゃ(藤まつりあり)
■福岡・小郡市/大中臣神社・おおなかとみじんじゃ(藤まつりあり)
■大分・大分市/西寒多神社・ささむたじんじゃ(藤まつりあり)
■宮崎・宮崎市/宮崎神宮・みやざきじんぐう(オオシラフジ国の天然記念物)

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■バックナンバー
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