★御神水を使った田村神社の日曜市うどん★

1.御神体は龍がすむ井戸
2.境内の一角に登場する日曜限定のうどん屋さん
3.藤が咲く神社
4.バックナンバー


■御神体は龍がすむ井戸

香川県高松市にある田村神社(たむらじんじゃ)は讃岐国の一宮。孝霊天皇の皇女である倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと) 、五十狭芹彦命(吉備津彦命)、猿田彦大神(さるたひこのかみ)、天隠山命(高倉下命)、天五田根命(天村雲命)の五柱の神さまを、田村大神として祀っています。
田村神社の御神体は、社殿の奥殿の床下にある井戸。
井戸の深い淵には龍がすみ、覗いたものは絶命するという恐ろしい言い伝えが残されています。そのため、分厚い板で覆われた井戸は、一度も開かれたことがないそう。
ただ、井戸の水は境内にも湧き出ており御神水として大切にされてきました。先代の宮司が、この御神水を多くの人に分け、御神徳をいただいてほしいと考えてスタートしたのが、田村神社の名物になっている日曜市うどんです。


ていねいに剪定された植木が並ぶ表参道。

田村神社の拝殿。奧の建物を日曜市うどんに使用。

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■境内の一角に登場する日曜限定のうどん屋さん

日曜市うどんは、植木や農具の市が開かれる日曜日のみに開店する境内のうどん屋さん。手書きの看板を目印に、社務所の隣の参拝者休憩所に入ると、休憩所のテーブルとイスをそのまま利用した臨時うどん屋さんが広がっています。
うどんは一杯150円と、お手頃さも売りの讃岐うどんのなかでもかなりリーズナブルなお値段。しっかりとした味わいを生むイリコ出汁に、製麺所から仕入れた麺を入れた名物のお味は、地元・香川の人たちにとってはどこか懐かしい「昔ながらの味」だそうです。
朝6時からオープンしているので、早朝の清々しい雰囲気のなかで参拝&朝食というメニューも可能。
御神水から作られたうどんで1日を始めれば、ちょっぴりいいことがありそうです。


懐かしい味わいのうどん。100円のかき揚げをトッピングすることもできる。

撮影:森川秀樹


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