★風流な梅見で春を先取り★

1.梅の花の色は平安時代のトレンドカラー
2.紅梅カラーに似合うのは、どこの神社?
3.梅が咲く神社
4.バックナンバー


■梅の花の色は平安時代のトレンドカラー

日本ファッション協会流行色情報センターによると、2011年の春夏のレディスウェアのトレンドカラーは、心がはずむような色になるそうです。
では、時代をどんどん遡って平安時代には、どんな色がトレンドだったのでしょうか?
ヒントになるのが、貴族に好まれたといわれる「紅梅色」という色。「紅梅色」は、まさに紅梅を思わせる少し紫がかった淡い紅色。それ以上の濃い紅色は、高価な染め物として庶民には使用できない禁色だったそう。
このため、似たような色で誰でも使える色として重宝されたのが「今様色」。「今様」とは、「現代風の、流行の」という意味なので、紅梅カラーは、当時のトレンドだったのでしょう。
「紅梅色」も「今様色」も、晩冬から梅が咲く2月頃までの定番カラーだった模様。きっと、平安時代の女性達は紅梅色の着物をまとって、梅見にでかけたのでしょう。


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■紅梅カラーに似合うのは、どこの神社?

春の訪れを着物の色で楽しんだ先人にならって、紅梅色を身につけて梅の花を探しにでかけてみてはいかがですか?
そんな風流な装いに似合いそうなのが、京都にある北野天満宮(きたのてんまんぐう)の梅苑。
約5000坪の敷地に植えられた梅の木は、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざにあるように、見事に剪定され見応え十分。万葉集には、120もの梅の花の詩が残されていますが、北野天満宮の美しい梅を見ていると、昔の人が梅を愛でた気持ちが伝わってくるようです。入園料(大人600円、小人300円)には、梅茶のサービスに茶菓子付き。境内に広がる甘酸っぱい梅の香りとともに、ゆっくりとティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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■梅が咲く神社

■群馬・太田市/冠稲荷神社・かんむりいなりじんじゃ
■東京・江東区/亀戸天神社・かめいどてんじんじゃ( 2/13〜3/6梅まつり)
■東京・国立市/谷保天満宮・やぼてんまんぐう(2/26〜27梅まつり)
■東京・文京区/北野神社・きたのじんじゃ(2/1〜2/25紅梅祭り)
■東京・文京区/湯島天満宮・ゆしまてんまんぐう(2/8〜3/8湯島天神梅まつり)
■神奈川・鎌倉市/鶴岡八幡宮・つるがおかはちまんぐう
■神奈川・鎌倉市/荏柄天神社・えがらてんじんじゃ
■静岡・森町/小國神社・おくにじんじゃ
■愛知・岡崎市/岩津天満宮・いわづてんまんぐう(2/25梅花祭)
■京都・長岡京市/長岡天満宮・ながおかてんまんぐう
■大阪・大阪市中央区/高津宮・こうづぐう(2/11献梅祭)
■大阪・藤井寺市/道明寺天満宮・どうみょうじてんまんぐう(2/11〜3/10梅まつり)
■三重・津市/結城神社・ゆうきじんじゃ(2月中旬〜3月中旬梅まつり)
■福岡・太宰府市/太宰府天満宮・だざいふてんまんぐう(2/24〜25飛梅講社祭、2/25梅花祭)
■山口・防府市/防府天満宮・ほうふてんまんぐう(2月中旬〜3月初旬梅まつり)

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