1.【三重・伊賀市/敢國神社】全国の「あべ」さんの総祖神
2.【京都・亀岡市/出雲大神宮】京都にある出雲とは?
3.【京都・宮津市/籠神社】お伊勢さんのふるさと
4.どこ行く?関西の一宮
5.あわせて読みたいバックナンバー
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【三重・伊賀市/敢國神社】全国の「あべ」さんの総祖神
伊賀国の一宮は、敢國神社(あえくにじんじゃ)。
主祭神に大彦命(おおひこのみこと)、配神に少彦名命(すくなひこなのみこと)と金山比当ス(かなやまひめのみこと)をお祀りしています。
敢國神社は、阿部、安倍などの「あべ」姓の総祖神としても知られています。
調べてみると「阿部」さんだけでおよそ45万人、安倍さんや安部さんも含めるとその数はもっと多いでしょう。祖先ならぬ祖神が一宮として鎮まられているなんて、なんだか全国のあべさんが羨ましく感じます。
大彦命は、第8代孝元天皇の長子で北陸・東北平定の後に伊賀国に住まわれた実在の人物です。伊賀に住まわれてから阿拝(あえ)氏を名乗るようになり、のちにその子孫は、敢・阿閉・阿部・安倍と呼ばれるようになったことから、敢國神社は「あべ」姓の総祖神となりました。
大彦命は北陸・東北平定を無事に終えられたことから交通安全、そして健康長寿の御神徳も知られています。そのほか境内には安産・子授けの神さまとされる桃太郎岩、縁結びの神さまのむすび社など霊験あらたかな社などがあるので巡ってみてはいかがでしょうか。
社伝では7世紀の中期658年の創建と伝わり、1300年以上の歴史があります。
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【京都・亀岡市/出雲大神宮】京都にある出雲とは?
丹波国の一宮、出雲大神宮(いづもだいじんぐう)には、「元出雲」という俗称があります。
「出雲」といえば、島根県松江市周辺地域を領域とした出雲国、そして松江市に鎮座する出雲大社(いづもおおやしろ)が思い浮かびます。
出雲大神宮は、京都なのになぜ「元出雲」なのでしょうか?
そのヒントは『丹波国風土記』にありました。
「奈良朝のはじめ元明天皇和銅年中、大国主命御一柱のみを島根の杵築の地に遷す。すなわち今の出雲大社これなり」。
「杵築」は、出雲大社の門前町のこと。つまり、出雲大社に鎮まる大国主命(おおくにぬしのみこと)は、出雲大神宮から遷座されたと伝えられているため『元出雲』と呼ばれ信仰を集めてきたのです。
『元出雲』にふさわしく、創建は古代とも伝わる古社。社伝によると、元明天皇和銅2年(709年)に初めて社殿が造営されたことが記されており、それ以前から祭祀の場であったことが想像されます。御神体の御蔭山には、巨石古代祭祀の跡と思われる磐座(いわくら)もあり聖域の雰囲気が漂います。
御祭神は、大国主命と后神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)を奉斎。
縁結びの御神徳と天下の名水と名高い「真名井の水」でも知られています。
磐座には、神秘的な雰囲気がただよいます。
足利尊氏が修造した本殿は国の重要文化財に指定されています。
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【京都・宮津市/籠神社】お伊勢さんのふるさと
伊勢へ詣らば元伊勢詣れ 元伊勢お伊勢の故郷じゃ
伊勢の神風海山超えて 天橋立吹き渡る
そう地元で唄われてきた元伊勢 籠神社(このじんじゃ)は、丹後国の一宮。
天橋立の近くに建つこの神社が「元伊勢」と呼ばれるのは、天照大神(あまてらすおおかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)が、伊勢神宮に祀られる前にこの地に祀られていたことに由来します。
籠神社の主祭神は、天照大神の御孫神の彦火明命(ひこほあかりのみこと)で、丹後・丹波地方を開拓した神様です。彦火明命が豊受大神をお祀りになったのが、現在の奥宮であり最初の鎮座地である真名井神社。
伊勢神宮への「おかげ参り」が大ブームとなっていた江戸時代には、元伊勢真名井神社の「おかげ参り」もさかんになり、天橋立が大変な賑わいだったと伝えられています。
真名井神社境内には、鎮守の杜に守られた参道の先に小さな社殿と、その背後に磐座が祀られています。磐座の近くに足を運ぶことができますが、近づきがたいような厳粛な趣。
元伊勢おかげ参りのさらにその前から、変わらぬ姿でこの地を見守ってきた大岩は、聖域として静かに守られています。
籠神社拝殿。背後には伊勢神宮と同じ唯一神明造りの本殿が。
天橋立北側に鎮座する籠神社の奥宮、真名井神社の磐座。
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どこ行く?北陸の交通安全の神さま
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賀茂氏の氏神を祀る
山城国の一宮。「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコの世界遺産にも登録されています。
京都・京都市左京区
賀茂御祖神社(下鴨神社)
かもみおやじんじゃ
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日本最古の神社の一社
大和国の一宮。大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀り、三輪山を御神体としています。
奈良・桜井市
大神神社
おおみわじんじゃ
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■あわせて読みたいバックナンバー
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