★パワースポットも目白押し! 全国“一宮”めぐりへー西日本編ー★
1.平安の世の雅な世界観を体験〜厳島神社
2.運命の糸を結んでくれる!?神話の国の社〜出雲大社
3.古代京都のパワーをいただく〜上賀茂神社・下鴨神社
4.どこ行く?西日本の一宮
5.全国一宮リスト
6バックナンバー
■平安の世の雅な世界観を体験
〜厳島神社
海に浮かぶように建つ朱塗りの社殿。雅やかな平安建築の粋を集めた
厳島神社
(いつくしまじんじゃ)は、安芸国(あきのくに)の一宮。
厳島神社の建つ宮島のほとんどが世界遺産に指定され、本殿、拝殿、回廊、高舞台、平舞台などが国宝、大鳥居や能舞台、長橋、反橋などが重要文化財と、どこをとっても貴重で見る価値のあるものばかり。この神社建築の多くは、平安時代末期に平清盛が造営したもの。平清盛と言えば『平家物語』の中心人物。厳島神社の造営は、「平家であらずばんば人にあらず」といわしめ清盛が栄花を誇った1168年頃にスタートしたそうです。
華やかで繊細な社殿群は、どこか女性の心を惹きつけてやまない魅力を持っています。それは、本殿に祭られているのが女性の神さまである市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神だからでしょうか。日に2回、結婚式も行っているので運が良ければ、朱塗りの回廊を歩く花嫁さんを見ることができるかもしれませんね。
また夜のライトアップも幻想的でとても綺麗ですよ。
広島に泊まる
際には世界遺産の厳島神社で、雅な世界をぜひ体験してみて下さい。
水上に建つ朱色の鳥居がシンボルの厳島神社。
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■運命の糸を結んでくれる!?
神話の国の社出雲大社
日本全国の八百万の神々が出雲に集まり、神さまがいなくなってしまうため旧暦の10月は「神無月」と言いますが、出雲では逆に神さまが集まってくるので「神在月」と言います。この神さまの集まりを主催しているのが、出雲国の一宮
出雲大社
(いずもおおやしろ)のご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。
東日本編
でも紹介した日本神話の「国譲り」で、天照大神(あまてらすおおみかみ)たちに国を譲るにあたり大国主大神が出した条件が、神さまが住む天界・高天原の宮殿のような“巨大な社”=出雲大社だったと伝えられています。
神話を裏付けるように2000年には、本殿を支えていたと推定される長大な三本柱が出土。現在の本殿の高さ24mも破格ですが、倍にあたる48mもの神殿が建っていたことが証明されました。さらに、より古い時代には本殿の高さ96m(!)という記述も残されており、まさに天界に届きそうな神の社そのもの。神話が今に息づくスポットだけに八百万の神が集まるのも、物語のなかだけではないかもしれません。
その10月の神さま会合のテーマは「縁結び」。出雲大社が縁結びスポットとして名高いのは、大国主大神が縁結びのパワーを持っているから。恋愛だけでなく幅広い縁にご利益があると言われているので、赤い糸から仕事のご縁まで良縁を願ってみてはいかがでしょう。
縁結びの神さまとして知られる出雲大社。
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■古代京都のパワーをいただく
〜上賀茂神社・下鴨神社
山城国(やましろのくに)は、現在の京都府の南部にあたるエリア。山城国の一宮は
上賀茂神社
(かみがもじんじゃ※賀茂別雷神社)と
下鴨神社
(しもがもじんじゃ※賀茂御祖神社)の二社で、両社あわせて賀茂神社とも呼ばれています。ともに平安遷都前から創建の京都最古社の一つで、遷都後は、都を守る社として朝廷から崇敬を受けてきました。
その価値は世界にも認められ両社の全域が世界遺産として認められています。
風水学的にも重要なポイントとされ、古来よりパワースポットとして崇められてきただけあり、境内は神聖な雰囲気が満ちています。上賀茂神社の敷地は23万坪、下鴨神社は、12万4千平方メートルもの原生林「糺の森(ただすのもり)」を有しているので、両社を見て回るには半日以上は欲しいところ。心が落ち着くまでゆっくりと参拝すれば、日頃の穢れが祓われ清浄な気持ちになれそうです。
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■どこ行く?西日本の一宮
◆博多三大祭
「放生会」が有名
福岡・福岡市
筥崎宮(はこざきぐう)
◆全国約2000社ある
住吉神社の最古社
福岡・福岡市
住吉神社(すみよしじんじゃ)
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■全国一宮リスト
■畿内
山城|
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
|京都・京都市
山城|
下鴨神社(しもがもじんじゃ)
|京都・京都市
大和|
大神神社(おおみわじんじゃ)
|奈良・桜井市
河内|
枚岡神社(ひらおかじんじゃ)
|大阪・東大阪市
和泉|
大鳥大社(おおとりたいしゃ)
|大阪・堺市
摂津|
住吉大社(すみよしたいしゃ)
|大阪・大阪市
■東海道
伊賀|
敢国神社(あえくにじんじゃ)
|三重・伊賀市
伊勢|
椿大神社(つばきおおかみやしろ)
|三重・鈴鹿市
志摩|
伊雑宮(いざわのみや)
|三重・志摩市
尾張|
真清田神社(ますみだじんじゃ)
|愛知・一宮市
三河|
砥鹿神社(とがじんじゃ)
|愛知・豊川市
遠江|
小國神社(おぐにじんじゃ)
|静岡・周知郡
駿河|
富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
|静岡・富士宮市
伊豆|
三嶋大社(みしまたいしゃ)
|静岡・三島市
甲斐|
浅間神社(あさまじんじゃ)
|山梨・笛吹市
相模|
寒川神社(さむかわじんじゃ)
|神奈川・高座郡
武蔵|
小野神社(おのじんじゃ)
|東京・多摩市
武蔵|
大宮氷川神社(おおみやひかわじんじゃ)
|埼玉・さいたま市
安房|
安房神社(あわじんじゃ)
|千葉・館山市
上総|
玉前神社(たまさきじんじゃ)
|千葉・長生郡
下総|
香取神宮(かとりじんぐう)
|千葉・香取市
常陸|
鹿島神宮(かしまじんぐう)
|茨城・鹿嶋市
■東山道
近江|
建部大社(たけべたいしゃ)
|滋賀・大津市
美濃|
南宮大社(なんぐうたいしゃ)
|岐阜・不破郡
飛騨|
飛騨一宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)
|岐阜・高山市
信濃|
諏訪大社 上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんぐう)
|長野・諏訪郡/茅野市/諏訪市
上野|
一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)
|群馬・富岡市
下野|
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)
|栃木・日光市
陸奥|
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)
|宮城・塩竈市
陸奥|
都都古和気神社(つつこわけじんじゃ)
|福島・東白川郡
出羽|
鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)
|山形・飽海郡
■北陸道
若狭|
若狭彦神社(わかさひこじんじゃ)
|福井・小浜市
越前|
氣比神宮(けひじんぐう)
|福井・敦賀市
加賀|
白山比め神社(しらやまひめじんじゃ)
|石川・白山市
能登|
気多大社(けたたいしゃ)
|石川・羽咋市
越中|
気多神社(けたじんじゃ)
|富山・富岡市
越後|
弥彦神社(いやひこじんじゃ)
|新潟・西蒲原郡
越後|
居多神社(こたじんじゃ)
|新潟・上越市
佐渡|
度津神社(わたつじんじゃ)
|新潟・佐渡市
■山陰道
丹波|
出雲大神宮(いずもだいじんぐう)
|京都・亀岡市
丹後|
籠神社(このじんじゃ)
|京都・宮津市
但馬|
出石神社(いずしじんじゃ)
|兵庫・豊岡市
因幡|
宇倍神社(うべじんじゃ)
|鳥取・鳥取市
伯耆|
倭文神社(しどりじんじゃ)
|鳥取・東伯郡
出雲|
出雲大社(いずもおおやしろ)
|島根・出雲市
石見|
物部神社(もののべじんじゃ)
|島根・大田市
隠岐|
水若酢神社(みずわかすじんじゃ)
|島根・隠岐郡
■山陽道
播磨|
伊和神社(いわじんじゃ)
|兵庫・宍粟市
美作|
中山神社(なかやまじんじゃ)
|岡山・津山市
備前|
吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)
|岡山・岡山市
備中|
吉備津神社(きびつじんじゃ)
|岡山・岡山市
備後|
吉備津神社(きびつじんじゃ)
|広島・福山市
安芸|
厳島神社(いつくしまじんじゃ)
|広島・廿日市市
周防|
玉祖神社(たまのおやじんじゃ)
|山口・防府市
長門|
住吉神社(すみよしじんじゃ)
|山口・下関市
■南海道
紀伊|
日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)
|和歌山・和歌山市
紀伊|
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)
|和歌山・伊都郡
淡路|
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)
|兵庫・淡路市
阿波|
上一宮大粟神社(かみいちのみやおおあわじんじゃ)
|徳島・名西郡
阿波|
一宮神社(いちのみやじんじゃ)
|徳島・徳島市
阿波|
大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)
|徳島・鳴門市
讃岐|
田村神社(たむらじんじゃ)
|香川・高松市
伊予|
大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)
|愛媛・今治市
土佐|
土佐神社(とさじんじゃ)
|高知・高知市
■西海道
筑前|
住吉神社(すみよしじんじゃ)
|福岡・福岡市
筑後|
高良大社(こうらたいしゃ)
|福岡・久留米市
豊前|
宇佐神宮(うさじんぐう)
|大分・宇佐市
豊後|
柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)
|大分・大分市
肥前|
千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)
|佐賀・三養基郡
肥前|
與止日女神社(よどひめじんじゃ)
|佐賀・佐賀市
肥後|
阿蘇神社(あそじんじゃ)
|熊本・阿蘇市
日向|
都農神社(つのじんじゃ)
|宮崎・児湯郡
大隅|
鹿児島神宮(かごしまじんぐう)
|鹿児島・霧島市
薩摩|
枚聞神社(ひらききじんじゃ)
|鹿児島・損宿市
薩摩|
新田神社(にったじんじゃ)
|鹿児島・薩摩川内市
■島部
壱岐|
天手長男神社(あまのたながおじんじゃ)
|長崎・壱岐市
対馬|
海神神社(わたつみじんじゃ、かいじんじんじゃ、かいじんじゃ)
|長崎・対馬市
参考文献:『別冊歴史読本 日本神社名鑑 諸国一宮』(人物往来社刊)
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