★パワースポットも目白押し!全国“一宮”めぐりへー東日本編ー★

1.マイ神社探しなら、“一宮”巡りがおすすめ!
2.神秘的な雰囲気にファン多し!広大な鎮守の森に建つ〜鹿島神宮
3.テレビや書籍でも紹介されたパワースポット〜香取神宮
4.どこ行く?東日本の一宮
5.全国一宮リスト
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■マイ神社探しなら、
“一宮”巡りがおすすめ!


神社好きなら、自分にしっくりくるマイ神社を持っていたいもの。そこでおすすめなのが、“一宮”神社。
一宮とは、江戸時代以前の日本諸国で最も格式が高いとされた神社のこと。律令制によって定められた国々を守る神さまとして、昔から信仰を集めてきました。例えば、信濃の国は諏訪大社(すわたいしゃ)、讃岐の国は田村神社 (たむらじんじゃ)が一宮。国一番の神社だけあって、見応えがある神社建築が多く、さらに参道周りの門前町が発展していたり、パワースポットとして話題だったり、訪れて楽しい神社がずらりと並んでいます。一宮と定められたことのある神社は、全国で60か所以上。巡れば自分好みの神社が見つかりそうですね。




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■神秘的な雰囲気にファン多し!
広大な鎮守の森に建つ〜鹿島神宮


きれいに掃き清められた参道の大鳥居の前に立てば、鎮守の森の美しさに圧倒されるのではないでしょうか?常陸国(ひたちのくに)の一宮、茨城県の鹿島神宮(かしまじんぐう)は、2600年もの歴史を持つ社。日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社でもあります。
パワースポットとしても知られており、境内には清々しい気持ちになれる神聖な空気が満ちています。鳥居をくぐり参道を進むと朱塗りの楼門が見えてきます。これは、水戸黄門のお父さん徳川頼房が1634年に奉納したもの。雄大な造りは日本一とも言われるほど。
巨大な木々に馴染むように建つ社殿は出雲大社に似た特殊な構造で、なぜ古代の関東にこのような社が建てられたかは現代に残されたナゾだそう。
ほかにも、境内で一番パワーが強いと噂される奧宮や、誰が入っても同じ深さと言われる御手洗池、大ナマズの頭を抑えていると言われる要石などの不思議スポットと、境内の見どころも多数。宝物館には、茨城県唯一の国宝で神武天皇が日本建国に使ったとされる「ふつのみたまのつるぎ」もあるので、ぜひ覗いてみてください。



茨城県の鹿島神宮の本殿参道に側して建つ不思議な造り

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■テレビや書籍でも紹介された
パワースポット〜香取神宮


鹿島神宮と利根川を挟んで建つ千葉県の香取神宮(かとりじんんぐう)は、下総国(しもうさのくに)の一宮。
鹿島神宮とは隣国の一宮同士というだけでなく、深〜いご縁があります。
ご縁があったのは、時代をどんどん遡って日本神話に登場する「国譲り」の一幕。「国譲り」は、高天原という神々エリアにいた天照大神(あまてらすおおみかみ)たちが、人間が住み大国主神(おおくにぬしのかみ)が納める葦原中国を平定するというお話。高天原から使わされ平定に成功した神さまは『日本書紀』では、経津主神(ふつぬしのかみ)と武甕槌神(たけみかずちのかみ)とされており、香取神宮のご祭神は経津主神、鹿島神宮のご祭神は武甕槌神なのです。
さらに、平安時代から江戸時代まで、「神宮」という名前の神社は、伊勢に加え香取、鹿島の三社だけだったという記録もあり、由緒正しい格式もおそろいだったりします。
神話時代からご縁があったせいか、鹿島神宮にもある要石は香取神宮にもあり、実は地中でつながった巨大な岩盤と言い伝えられています。この要石、香取神宮で最強のパワースポットとスピリチュアルカウンセラーのEさんもおすすめだそうで、密かな人気スポットになっているとか。総門前の神池や奧宮もパワーが満ちているという噂があるのでくまなく巡ってみましょう。木のトンネルの下を通るなだらかな参道の坂道を登ると見えてくる楼門や拝殿も、清らかな空気に似合う堂々たる趣で神社好きにはたまらないはず。
門前にはお土産屋さんやお茶屋さんがあるので、ゆっくり時間をとっておくのがおすすめです。車なら30分ほどの距離なので、鹿島神宮とセットで参拝に訪れるのもいいですね。



千葉県の香取神社。周囲にはのどかな里山の景色が広がる

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■どこ行く?東日本の一宮

◆全国唯一の方位除・
八方除の守護神
神奈川・高座郡
寒川神社(さむかわじんじゃ)

◆紀元前創建の
首都圏の守り神
埼玉・さいたま市
大宮氷川神社(おおみやひかわじんじゃ)

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■全国一宮リスト

■畿内
山城|上賀茂神社(かみがもじんじゃ)|京都・京都市
山城|下鴨神社(しもがもじんじゃ)|京都・京都市
大和|大神神社(おおみわじんじゃ)|奈良・桜井市
河内|枚岡神社(ひらおかじんじゃ)|大阪・東大阪市
和泉|大鳥大社(おおとりたいしゃ)|大阪・堺市
摂津|住吉大社(すみよしたいしゃ)|大阪・大阪市

■東海道
伊賀|敢国神社(あえくにじんじゃ)|三重・伊賀市
伊勢|椿大神社(つばきおおかみやしろ)|三重・鈴鹿市
志摩|伊雑宮(いざわのみや)|三重・志摩市
尾張|真清田神社(ますみだじんじゃ)|愛知・一宮市
三河|砥鹿神社(とがじんじゃ)|愛知・豊川市
遠江|小國神社(おぐにじんじゃ)|静岡・周知郡
駿河|富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)|静岡・富士宮市
伊豆|三嶋大社(みしまたいしゃ)|静岡・三島市
甲斐|浅間神社(あさまじんじゃ)|山梨・笛吹市
相模|寒川神社(さむかわじんじゃ)|神奈川・高座郡
武蔵|小野神社(おのじんじゃ)|東京・多摩市
武蔵|大宮氷川神社(おおみやひかわじんじゃ)|埼玉・さいたま市
安房|安房神社(あわじんじゃ)|千葉・館山市
上総|玉前神社(たまさきじんじゃ)|千葉・長生郡
下総|香取神宮(かとりじんぐう)|千葉・香取市
常陸|鹿島神宮(かしまじんぐう)|茨城・鹿嶋市

■東山道
近江|建部大社(たけべたいしゃ)|滋賀・大津市
美濃|南宮大社(なんぐうたいしゃ)|岐阜・不破郡
飛騨|飛騨一宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)|岐阜・高山市
信濃|諏訪大社 上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんぐう)|長野・諏訪郡/茅野市/諏訪市
上野|一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)|群馬・富岡市
下野|日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)|栃木・日光市
陸奥|鹽竈神社(しおがまじんじゃ)|宮城・塩竈市
陸奥|都都古和気神社(つつこわけじんじゃ)|福島・東白川郡
出羽|鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)|山形・飽海郡

■北陸道
若狭|若狭彦神社(わかさひこじんじゃ)|福井・小浜市
越前|氣比神宮(けひじんぐう)|福井・敦賀市
加賀|白山比め神社(しらやまひめじんじゃ)|石川・白山市
能登|気多大社(けたたいしゃ)|石川・羽咋市
越中|気多神社(けたじんじゃ)|富山・富岡市
越後|弥彦神社(いやひこじんじゃ)|新潟・西蒲原郡
越後|居多神社(こたじんじゃ)|新潟・上越市
佐渡|度津神社(わたつじんじゃ)|新潟・佐渡市

■山陰道
丹波|出雲大神宮(いずもだいじんぐう)|京都・亀岡市
丹後|籠神社(このじんじゃ)|京都・宮津市
但馬|出石神社(いずしじんじゃ)|兵庫・豊岡市
因幡|宇倍神社(うべじんじゃ)|鳥取・鳥取市
伯耆|倭文神社(しどりじんじゃ)|鳥取・東伯郡
出雲|出雲大社(いずもおおやしろ)|島根・出雲市
石見|物部神社(もののべじんじゃ)|島根・大田市
隠岐|水若酢神社(みずわかすじんじゃ)|島根・隠岐郡

■山陽道
播磨|伊和神社(いわじんじゃ)|兵庫・宍粟市
美作|中山神社(なかやまじんじゃ)|岡山・津山市
備前|吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)|岡山・岡山市
備中|吉備津神社(きびつじんじゃ)|岡山・岡山市
備後|吉備津神社(きびつじんじゃ)|広島・福山市
安芸|厳島神社(いつくしまじんじゃ)|広島・廿日市市
周防|玉祖神社(たまのおやじんじゃ)|山口・防府市
長門|住吉神社(すみよしじんじゃ)|山口・下関市

■南海道
紀伊|日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)|和歌山・和歌山市
紀伊|丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)|和歌山・伊都郡
淡路|伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)|兵庫・淡路市
阿波|上一宮大粟神社(かみいちのみやおおあわじんじゃ)|徳島・名西郡
阿波|一宮神社(いちのみやじんじゃ)|徳島・徳島市
阿波|大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)|徳島・鳴門市
讃岐|田村神社(たむらじんじゃ)|香川・高松市
伊予|大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)|愛媛・今治市
土佐|土佐神社(とさじんじゃ)|高知・高知市

■西海道
筑前|住吉神社(すみよしじんじゃ)|福岡・福岡市
筑後|高良大社(こうらたいしゃ)|福岡・久留米市
豊前|宇佐神宮(うさじんぐう)|大分・宇佐市
豊後|柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)|大分・大分市
肥前|千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)|佐賀・三養基郡
肥前|與止日女神社(よどひめじんじゃ)|佐賀・佐賀市
肥後|阿蘇神社(あそじんじゃ)|熊本・阿蘇市
日向|都農神社(つのじんじゃ)|宮崎・児湯郡
大隅|鹿児島神宮(かごしまじんぐう)|鹿児島・霧島市
薩摩|枚聞神社(ひらききじんじゃ)|鹿児島・損宿市
薩摩|新田神社(にったじんじゃ)|鹿児島・薩摩川内市

■島部
壱岐|天手長男神社(あまのたながおじんじゃ)|長崎・壱岐市
対馬|海神神社(わたつみじんじゃ、かいじんじんじゃ、かいじんじゃ)|長崎・対馬市

参考文献:『別冊歴史読本 日本神社名鑑 諸国一宮』(人物往来社刊)

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